民進党は何処へ行く?


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民進党の「断末魔」の始まり、と言えるだろう。民進党は何処へ向かうのか?



絶望的な党運営を余儀無くされている民進党。「解党的出直し」を掲げているものの、とうとう「最後の一線」まで越えそうな雰囲気だ。

今後の方針として執行部は

・党名変更
・解党して新党とする
・分党して他党へ合流

と言った案が出ていると言うが、

「どれを選んでも実態は変わらない」

と言う事を理解しているとは思えない。

単に党名を替えようが、一旦解党して新党に集約させようが民進党が今まで掲げてきた理念や主要メンバーが変わるとは到底思えない。直近のTBSの世論調査の結果では民進党の支持率は


1.2%とかつて政権与党だったとは思えない程の低空飛行ぶりをさらけ出している。この調査での自民党の支持率は35.7%だったのだから「勝負になる」とか言う以前の問題を抱えている、としか言い様がない。

ここまで支持率が低迷し、回復する兆しすら見えないのは

民進党の掲げる理念や政策が完全に『国民からそっぽを向かれている』」

事に他ならない。本気で民進党がここから国民の支持を回復し、「政権与党の座」を目指すと言うなら

「これまで民進党が掲げてきた理念や政策が『完全に間違い』だった」

と認め、自分達で新たな理念や政策を掲げるよりない。勿論この場合の「新たな理念や政策」が今までの民進党のそれを受け継いだりするなど、「前提であってはならない」のは言うまでもないだろう。


一昔前ならこれらの手段でそこそこの党勢回復は見込めた。国民からし

「政治は誰がやっても大差ない」

と、思っていたからだ。しかし現在国民の多くは

「その政党の理念や政策もそうだが『人』」

をキチンと見る様になっている。あの「悪夢の民主党政権」の数少ない功績の一つではあるが、それを自分達で見落としているのでは話にもならない。「党名変更」とか「解党して新党結成」と言った「小手先での誤魔化し」では国民の関心を得る事すら困難であろう。果たしてそれを何処まで理解しているのか?


と、なると「分党して他党へ合流」と言う選択肢が現実味を帯びてくる。この方法の利点は

「人数に応じた政党交付金を受け取れる」

点にある。結局は「カネの話」になってしまうのだが、こうやって例えば立憲民主党に合流したとしても結局は「看板違いの民進党」が出来上がるだけだ。しかも「立憲民主党」と言う名称は「民進党」に敗北した名称で枝野幸男は「民進党代表選挙で敗北した」人物だ。それで満足なのだろうか?

いずれにしても民進党に先がないのは明白だ。「生き残り」などと無駄な事を考えずに潔く「散る」方が良いだろう。国民からの「負託」に耐えられない事に変わりはないのだから。