分析が甘い中央日報


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通常国会で予算以外に重要な争点はこの3つであろう。

22日に通常国会が召集された。通常国会の最大の議題は「来年度の予算」だが、その他にも憲法改正議論、「働き方改革」、北朝鮮問題など重要なテーマは沢山ある。

通常国会冒頭での安倍首相による施政方針演説、韓国でも何故か関心を持たれている様なのだが、やはり、と言うべきか、視点論点がズレている、としか思えない。


一見「淡々と事実だけを報じる」体の記事は昨日夕方の時点で既に出ていたのだが、わざわざ演説で韓国について

「韓国の文在寅大統領とはこれまでの両国間の国際約束、相互の信頼の積み重ねの上に、未来志向で、新たな時代の協力関係を深化させていく」

と言った行をメインに記事にするあたりに中央日報としては安倍首相の韓国観に不満があるのだろう。記事が言う様に安倍首相の施政方針演説は文字起こしすると1万1684字だったそうだが、その中で韓国について触れたのは僅か60字程度だった、にも関わらずだ。

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※日本国民の圧倒的多数が韓国を信用していない。

安倍首相は韓国に対するこれまでの

「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」

と言う表現を使わなかった。政権返り咲き直後の2013年には

「自由や民主主義といった基本的価値と利益を共有する最も重要な隣国であり、21世紀にふさわしい未来志向で重要なパートナーシップの構築を目指していく」

と、していた。その時、韓国では朴槿恵が大統領に就任するタイミングで、朴槿恵朴正熙の娘、と言う事もあり、今思えばそれは朴槿恵が「親日」と言う期待を込めての事だったのだろう。だが、大統領に就任した朴槿恵が行った事は「第3国への『告げ口外交』」「慰安婦問題を理由にした『首脳会談拒否』」だった。その時点で安倍首相は韓国を見限ったのだろう。だからその次は

「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」

となったのだろう。もっともここでの「戦略的利益」とは北朝鮮問題を言うのであり、「最も重要」なのは「地理的要因」によるものだ。一言で言ってしまえば

「ビジネスライク」

と言う事だ。

それでも安倍首相は

「最終的かつ不可逆的に」

慰安婦合意を朴槿恵との間で交わしたが、大統領が代わってそれを無視して蒸し返してきた。それに対して安倍首相は

「韓国は~」

と、言わなくなった。中央日報が言う様な「単なる不快感の表れ」「合意の履行を促す」だけではない。安倍首相からすれば

「国として信用できない」

と、言っているに等しく、また今後の日韓関係は

慰安婦合意がその前提」

と、言う意味だ。中央日報は分析が甘い。

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※安倍首相はそんなに甘くない。

韓国を代表するメディアの分析が「その程度なのか」と鼻で笑いたくもなるが、そもそもの原因が韓国にあることを理解していない様だ。「不快感の意思表示」どころかこれは「最終警告」だ。これ以上何かしたりすれば安倍首相は韓国に「とんでもない報復」を用意しているに違いない。それに気付いて記事にするのがメディアの役割だが、中央日報、いや韓国メディアはそれが出来るか?韓国は日本からすれば「取るに足らない」存在でしかないが、韓国からすれば日本はそうではない。その意味では日韓関係は」正念場」である。韓国メディアの力もまた問われている。

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※ここでのミスリードは韓国の破滅をもたらす。