朝日新聞VS韓国政府


韓国政府が朝日新聞の報道を「事実でない」と全面否定した。

18日に朝日新聞

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と言う記事を掲載していたのだが、青瓦台はこの記事の内容を

「(該当報道は)爪ほどの真実も含まれていない。ひとつひとつ反論するのも面倒な状況」と批判した。続けて「報道に対し『事実でない』と明らかにして静まるかと期待したが韓国メディアがこれを引用して再び報道している。こうしたことでは誤報が事実と固まり周辺国の誤解が生じないか心配になる」

「南北が既に深い対話をしたとするなら文在寅大統領が『奇跡のように作り出した南北対話』という表現自体をしなかっただろう」と強調した。そして「北朝鮮金永南常任委員長が10日に話した『40日ほど前だけでもこのようになるだろうとだれも考えすらできなかった』と言ったことも嘘になってしまう。最初が間違っているので続いた記事はすべて虚像の上に立てられた塔にすぎない」

と、全面否定、果たしてどちらが本当の事を言っているのやら?である。

確かに北朝鮮の五輪参加は話がトントン拍子で進んだ感がある。1月9日に南北協議が行われた事は事実だが、その1日の協議で簡単に話が纏まった、と言うのも不自然と言えば不自然だ。事前に根回しがあったとすれば納得は出来るが果たして真相はどうなのだろうか?「どちらかが嘘を吐いている」と見るより無さそうだが…

朝日新聞の記事の根拠は「ソウルの情報関係筋」となっている。それが誰を指すのか記事だけでは判断できない。しかも日本では「朝日新聞」なだけに具体的根拠が明確でないと記事の信憑性に疑問符が付く。一方青瓦台報道官の発表、となれば「韓国政府の公式見解」と言えるが、この国の場合も報道官の公式見解だからと言って全面的に信用出来るとは言い切れない。そもそも

ひとつひとつ反論するのも面倒」

として具体的に「何処がどう違うのか」反論をしていない。引き合いに出した文在寅金永南の発言も

「そういう事実を隠蔽する為に敢えて行った発言」

と見る事だって出来る。韓国単独での北朝鮮との接触・譲歩は日米からすれば「裏切り」に等しい行為なだけに軽々しく表に話が出るのは好ましくはないだろう。仮に朝日新聞の記事が事実でも韓国政府としては全面否定したであろう事は想像に難くない。
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※どっちも、だったりして。

朝日新聞としてはこの様に出られた以上、記事が事実なら反論するよりないだろう。コレが誤報、捏造の類なら只でさえ信用されない朝日新聞の信用は「ゼロどころかマイナス」になってしまう。自分達の記事の信憑性は自分達で証明するしかない。真相究明が待たれる一件である。