お笑い韓国「請願劇場」
※やる事なす事裏目ばかり。
韓国では大統領府のサイトで「国民請願制度」とでも言うべきシステムがあるそうだ。大統領への要求、不満、提案など何でも自由に書き込め、1か月間に20万件以上「同様の意見」があると認められれば
「大統領府がこれに対して何らかの『回答』をする」
と言う事になっているらしい。
「国民との意思疎通強化」
と言う趣旨で始めたこの制度、発想自体は決して悪くはないのだが、あくまでも
「健全な民度」
が運用の大前提である。それを欠いている国がこの様な制度を導入するとこの様な「お笑い劇場」と化してしまう。
※その発想は結構だが、前提を欠いているとこういう結論になる。
20日に早速大統領府が「国民からの声」に回答を行ったのだがその「請願」と言うのが
回答は勿論
「大統領府に判事の罷免を求められても出来ない」
と言う事だった。当然だろう。判事の出した判決が国民情緒で納得出来ないからと言って大統領府に訴え、大統領府が判事を罷免する、なんて事が罷り通るなら「司法権の独立」など「ない」と言っているに等しい。元々韓国にそんな事を求めるのは筋違い、と言われればそこまでだが、「大津事件」を御存知であれば「司法権の独立」が近代国家と呼ばれる前提、と言う事は明らかだろう。幾ら何でも自分達で
「韓国は近代国家でない」
と宣言するに等しい愚行は出来る筈もない。それを理解していない方に問題があるのだ。
それでも実際には
「今回の『国民請願』の内容を司法部に伝えると明言」
したのだからやはり韓国を「近代国家」と見なす事は出来ないだろう。
※女子パシュートの金メダルは日本。おめでとうございます。
※チームワークの無さなど「韓国の恥」を晒す結果になってしまった。
更に平昌五輪のスピードスケート女子チームパシュート、金メダルは日本だったが、韓国は準々決勝で敗退、しかもチームプレーが求められるこの競技でチームワークの無さを露呈、更にチームメイトに責任転嫁した、と受け取られかねない選手の試合後の発言など「韓国の恥を晒した」格好になり、それに憤慨した韓国民はこの「請願制度」を用いて
「当該2選手の国家代表資格剥奪と韓国スケート連盟に対する厳正な処罰」
を求める暴挙に出た。しかもこの請願は僅か1日で37万件の同様の意見が殺到し、最短記録を更新したと言う。…本物のバカ集団だとしか思えない。
幾ら「国民の声」だからと言って大統領府と言う政府機関がそれを行うのは
「スポーツに対する政治介入」
以外の何物でもない。その請願が聞き届けられ、実行された瞬間、韓国は
「政治がスポーツに介入する国」
と言う理由で国際スポーツ大会の場から「排除される」と言う事を全く理解していない。この件では批判の対象になっている選手のスポンサーがこの動きを受けて「今月末で切れる契約の延長をしない」事を表明し、
「大統領府の回答に関わらず『請願があった』と言う事実が『圧力となる』」
事を証明してしまった。
※韓国では適正に運用できるシステムではない。
…一応フォローしておくと、中には
「国会議員の給料を最低賃金にしろ」
と言った「まともと言える」内容の請願もあるにはあるのだが、例えば平昌五輪組織委員会メンバーでもある議員が南北合同チームに反対した事を理由にその議員への「委員の罷免要求の請願」が行われるなど
「一見民主的でありながら『脱民主主義』」
「この種の請願制度は韓国では適正に運用出来ない」
と言う事であろう。何処までも救いのない国である。