共同通信の世論調査を考える


イメージ 1
※安倍首相、人気あるじゃないか。

共同通信世論調査によると、安倍内閣の支持率は42.4%と、前回(3月17、18日調査)から3.7ポイント「増加」と言う結果だった。一方不支持は0.7ポイント減少の47.5%であった。

イメージ 2

調査は3月31日、4月1日に行われた様だが、ほぼ同時期に行われているTwitterでのアンケート、幾つか参加したが、こちらでは悉く8割以上の圧倒的支持率を叩き出している。


共同通信の前回の調査は財務省が公文書書き換えを認めた翌週に行われた。ここでの内閣支持率の大幅な下落はこの問題が影響したのはまず間違いないが、2週間後には早くも回復傾向を見せている。

考えられるのはこの問題に関する佐川前国税庁長官の証人喚問の結果だろう。証言では「官邸の圧力や政治家の不当な働きかけ」を全面否定した。従って

「安倍首相や昭恵夫人は『シロ』」

と判断した人々が再び「支持」に転じた、とも考えられる。

イメージ 6


しかし、佐川前国税庁長官の証言に「納得できない」との回答は72.6%、「安倍昭恵夫人の国会招致が必要」だとする答えは60.7%(前回65.3%、不要との回答は34.8%)、この問題で「安倍晋三首相に責任があると思う」は65.0%(前回66.1%)、との回答結果も同時に公表されている。またこの調査結果を引用して報道した産経新聞の記事によれば麻生財務相の責任に関しては「辞任すべきだ」は47.3%(前回52.0%)、「辞任不要」は43.2%(前回40.4%)と拮抗気味、と、前回の調査とそう変わりないだけに内閣支持率の好転は「証人喚問を行った結果だけ」とは考えにくい。

「野党が『アホ過ぎる』」と言う理由も考えられる。前回調査での政党支持率自民党が36.2%、立憲民主党は11.5%となった。希望の党は1.0%、公明党は3.2%、民進党2.8%、共産党2.9%、日本維新の会3.1%、自由党0.4%、社民党1.1%。無党派層は36.5%だった。今回の調査結果は?と言うと、自民党が39.1%、立憲民主党は14.2%。希望の党は1.3%、公明党は3.9%。民進党0.9%、共産党3.9%、日本維新の会2.2%、自由党0.7%、社民党0.6%。「支持する政党はない」とした無党派層は32.0%だった。単純に

「自公vs国賊野党6党」

と言う構図で見ると自公は39.4%から43%へと支持を伸ばしている。一方国賊野党6党は19.7%から21.6%と支持は伸びているが、その大半は立憲民主へと流れ、民進、社民、自由は逆に支持を減らして「野党共闘」の足を引っ張っている結果になっている。…「糞の役にも立たない」連中だ。また、「伸び率」で与党が上回っているだけにこれでは野党としても素直に喜べない結果であろう。折角安倍首相を追い込める絶好のネタとチャンスを得たのに問題発覚から僅か1ヶ月で支持率の差は縮まるどころか「拡がっていた」のだから

「何の為に審議拒否して国会を空転させてまでして森友問題で攻めたのか?」

その「意味」からしてなくなってしまっている。…やっぱりアホだコイツら。

いずれにしても国民は

「野党の誰であろうが安倍首相に取って代わる事は出来ない」

と見ている。野党にはその自覚が必要である。