「元の木阿弥」の「新党結成」
政党合併には幾つかの方法が定められている。一つは
と、合併する政党がそれぞれ解散し、新たな政党となる方式、もう一つは
この方式のメリットは民進党の政党助成金と地方組織をそのまま活かせる事にある。政党を解散すれば余った政党助成金は当然国に返還しなければならないが、それをそのまま活用出来る、と言うのは政党にとっては大きい。民進党の助成金は100億近くある、とも言われているだけに尚更だろう。…原資が国民の税金だけに国民からすれば堪ったものではないが。
と、かねてから新党結成に意気揚々だが、まともな対案を出す能力もなければ影響力のある議員も殆どが立憲民主へ移籍したり無所属の会のままで残るは「知名度=悪名」と言えたり、「誰だコイツ?」みたいな有象無象ばかり。それでも
「新党を結集すれば安倍政権と張り合える」
と、思う方がどうかしているのだが、何時まで経っても「正しい状況分析」も出来ない様だ。
「民進党の看板では選挙戦を戦えない」
「党が苦しい時に党を裏切った」
不倶戴天の連中の筈なのだが「新党結成」と言う御題目の前では些細な事らしい。
僅か半年強の間に
「民進党の看板では選挙戦を戦えない」
「民進党と合併」
こんなのに理念や政策を求める方が間違っている。あるのは
「自分が議員であり続けたい」
と言う党利党略以前の「エゴイズム」だ。そんな連中を「国民の代表」と呼ぶに相応しいだろうか?
この連中の歳費は言うまでもなく国民の税金が原資だ。こんなのに我々の払った税金が無駄に使われる位ならユニセフにでも募金した方が数億倍有意義であろう。「政党」を名乗るならせめてまともな理念や実現できる対案の提唱が出来るレベルになってからにして貰いたいものだ。