G7サミットに押し掛け参加を画策する文在寅



一瞬我が目を疑ってしまう。そんな印象の記事である。



6月初旬は世界的に重要な会談が立て続けに行われる。8、9日にカナダでサミットが行われ、12日に米朝首脳会談が予定されている。表の「顔」は言うまでもなくトランプ大統領だ。金正恩に会った後は日本に立ち寄り、安倍首相と再び会談、と言うからハードなスケジュールだが、安倍首相は粋な計らいでトランプ大統領を迎えるに違いないだろう。金正恩への拉致問題提起を約束してくれたのだから感謝と歓迎の気持ちは当然だ。

一方安倍首相は「裏の主役」と言える。北朝鮮への「圧力路線」を世界に訴え、賛同を取り付け、その結果金正恩北朝鮮国外に引きずり出す事に成功した。日本からすれば北朝鮮の「核・ミサイル不可」は世界の常識となり、北朝鮮との関係正常化の大前提である「拉致被害者全員の即時無条件での帰国」はトランプ大統領が代弁してくれる。…しかもトランプ大統領がどんな調子で金正恩に「拉致問題の解決」を迫るのか?予測も出来ない。安倍外交恐るべし、である。


ところがここに「世紀の勘違い」をしているのが韓国だ。サミットでは議題に上がる国際問題での関係国を招待する事もある。サミットで北朝鮮問題が取り上げられ、G7で統一の見解を打ち出す可能性は高い。また、北朝鮮問題では韓国も「無関係」とは言えないだけに「招待される可能性」は否定しないが、

「(韓国は)正式な招待は受けていないが、議長国のカナダが他の6カ国に対し、韓国の参加を打診している」(青瓦台関係者)

とされる状況で

韓国政府もG7へ参加する方向で調整を始める」

とはどういう了見なのだろうか?


「相手の都合を考えず自分勝手に行動する」

と言う前科は文在寅には既にある。トランプ大統領が韓国を訪問した時、文在寅は在韓米軍基地に「サプライズ」登場してトランプ大統領を出迎えたが、トランプ大統領は在韓米軍基地で兵士の鼓舞と慰問、と言う重要な仕事があった。それを見事に邪魔した訳だ。トランプ大統領を怒らせたのは言うまでもないが、更にこの時、文在寅アメリカ大統領専用車に同乗しようとして拒否されている。

…こういう前科があれば

「正式に招待されていないG7サミットに押し掛け参加」

を考える位朝飯前であろう。

こういう考えの人間は相手にしないに限るがG7はどういう判断をするのであろうか?そして結果に対する韓国メディアの報道は見物である。さて、どうなるか?