米朝首脳会談での共同声明
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180613/16/sennenryuuou/6a/59/j/o0550036714210352953.jpg)
遂に米朝首脳会談が行われた。会談が行われた、と言う事自体は評価すべきだし、戦争になるよりは全然マシだ。会談の結果、共同声明を出したのだが、そこには
と言う項目はあっても
「CVIDの具体的計画」
「拉致問題、人権問題」
等には言及はなかった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180613/16/sennenryuuou/53/d0/j/o0390108014210352963.jpg)
これだけを見ると
と言う表現になった事、その上でアメリカが
「北朝鮮の体制保障」
をしたものの
「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)
と言った表現は盛り込まれなかった。
それどころかトランプ大統領が
「米韓合同軍事演習の中止」
を示唆するなど、「北朝鮮に譲歩」した様にも思え、
と、なるとこの米朝首脳会談、
とも思えるが、ここで忘れてはならない事がある。
トランプ大統領は会見でこの様に述べ、「安倍首相の深い関与」を明らかにした。「日本は蚊帳の外」だなんて言っていたメディアからすればその見解を全否定されたに等しい衝撃はあっただろうが、そこが「盲点」で、安倍首相とトランプ大統領の親密さやここ最近首脳会談や電話会談で緊密に連携を取っていた事から考えると
「表の対応はトランプ大統領でも裏で絵を描いていたのは安倍首相」
と言う構図があった、または
「トランプ大統領の対応に安倍首相の意見が反映されていた」
と、言う可能性は極めて高いだろう。だとすれば一見北朝鮮有利に思えるこの共同声明にも
「何らかの罠が仕込まれている」
可能性があると言えるだろう。
そこで思い出されるのが日韓での慰安婦合意である。あの合意も直後は日本でもその内容に反発する声は多かった。しかし蓋を開けてみると確かに日本は10億円を支払ったが、それ故に韓国政府が何かする度に
「合意違反」
と、韓国政府の動きを封じる事が出来るようになり、しかも韓国政府は合意に幾ら不満があっても韓国側からは破棄すら出来ない。それをやれば国際社会は「韓国の敵」となるのでそれさえ出来ない、と言う状況に追い込まれた。
一歩退却二歩前進、とも言う。何が起きるか?油断は禁物である。