翁長雄志の遺言は「諸刃の剣」か?


※後継知事の事も考えていたのか…

8日に亡くなった翁長雄志が生前、後継知事候補の名前を言い残していた事が判った。


個人的には故人の言動に賛成出来る事はほぼ皆無であったが、本人なりに「その後」を考えていたものと理解したい。気になる「後継知事候補」とは金秀グループ会長の呉屋守將、そして自由党幹事長玉城デニーなのだと言う。

翁長支持派としてはその意向を尊重したい模様だが、

「私ができるのは経済人として次の県政を支えることだ」

と、呉屋守將は出馬を固辞、玉城デニー

「非常に重い」

と、検討に含みを持たせつつも固辞したのだと言う。

翁長支持派としては後継知事候補の人選を白紙化して再検討するつもりの様だが、どちらの後継知事候補として名を挙げられた側から前向きな回答は得られていない上に、後継知事候補として検討されていた副知事の謝花喜一郎や県議会副議長の赤嶺昇では政治家としての実力や経験はともかく、

翁長雄志の弔い合戦」

と位置付ける知事選で何処まで大義名分が立つのか?と言う疑問も出てくる。呉屋、玉城両氏を説得してどちらかからの「出馬する意思」を確認してから遺言の存在を公表した方が良かったのでは?とも思えるが、先に記事にし、多くの人の耳目に触れさせた判断が知事選にどう影響するのか?注視すべき点となるだろう。また、ここで故人の意思を尊重し過ぎて候補者選定で紛糾する様なら知事選では勝てまい。そう考えると翁長雄志の遺言は「諸刃の剣」となりかねない。さて、どうなるか?