「一人前のつもり」の主権国家韓国の妄言


※一人前のつもりだったのか…

思わず「失笑」してしまう記事であった。

韓国の大統領統一外交安保特別補佐官を務める文正仁とか言う人物が居る様なのだが、韓国外相の康京和が韓国が北朝鮮に課している独自制裁の解除に言及した際、トランプ大統領がそれを非難した事について

「なぜわれわれは米国にばかり従うのか。それでわれわれは主権国家といえるのか」

「米国が望むことを全てやらなければ韓米関係は改善しないのか。そうではない」

「互いを主権国家として見るべき」

等と述べたと言うのだ。そしてその上で

「われわれが独自制裁に縛られていては、全ての交流・協力が終わってしまう」

と、主張しているのだそうだ。

※まさにドン引き…

韓国が北朝鮮に課している独自制裁は北朝鮮による哨戒艦撃沈事件を受けてのものである。この事件で沈没した哨戒艦「天安」の乗組員46人、そして捜索に関連して10人が犠牲になっているのだが、罪なきそれらの犠牲者の事より「北朝鮮との友好」の方が大切らしい。この事件、米海軍太平洋艦隊司令官を務めたパトリック・ウォルシュ氏は

「全ての証拠が北朝鮮がしたと証明しているのに、多くの韓国人が『原因は別にある』と信じていたことに大きな衝撃を受けた」

と述べているが、日本に対しては「ありもしない事実を捏造してでも恨み続ける」のに北朝鮮に対しては「あった事実を否定してまで恨みを簡単に忘れる」らしい。そういう所が韓国が国家として「信頼されない」原因なのだがそれなり以上の重職にある政治家がそれを理解出来ない、と言う事が

「韓国が国家として一人前扱いされない」

理由である。

同時に文正仁は対北独自制裁について

「すでに朴槿恵政権のときに(北朝鮮北東部・羅津とロシア極東沿海地方ハサンを結ぶ物流事業を推進するなど)対北独自制裁に違反していた」

と、主張しているが、

「自分達で決めたルールを自分達で守れない」

のだから話になる筈もない。また、

「前政権も制裁違反していたのだから自分達もそうして構わない」

なんて論理は通用しないし、それ以前にこの事件で北朝鮮が事実を認めて謝罪したりするなど韓国が「制裁を解除する」理由となる事態の変化はない。「対北朝鮮融和路線の一環」と言った所で現在国際社会は

北朝鮮への制裁継続」

が総意であると言える。勿論「核問題」と「哨戒艦撃沈事件」は関連がないが、理由がどうであれ、北朝鮮への制裁緩和は

「国際社会の流れに逆行する」

動きである事に変わりはない。そういう理解もないのにどうして「一人前」扱い出来ると言うのか?韓国が一つの「主権国家」なのは誰の目から見ても明らかだが、「一人前かどうか」はまた別の問題だ。少なくとも

「一人前」

アメリカは見ていないからこそ、その様な対応になる、と言うのが答えなのだが、ヒヨッコが幾ら吠えても言動に品格や責任が伴わなければ「ヒヨッコはヒヨッコのまま」なのだ。文正仁には先ずは「己の身の程を知る」事をオススメしたい。

※韓国に「それ」はない。

そもそも「建国」からして「自力で独立」ではなく、「アメリカによって『独立させられた』」と言う方が表現としては適切だし、最貧国レベルから脱却出来たのは「日本の支援」の賜物である。だが、韓国人はその「事実」を決して認めようとはしない。妄想の産物を信じ込み、

「何が事実で何が虚構か」

区別も出来ない。「法治国家」を自称しながら世界で唯一の「国民感情で法をねじ曲げる」人治国家だが、その意味をまるで理解していない。形だけ「主権国家」でも

「中身が伴っていなければ意味がない」

のだが、その意味を理解していない。…誰が「まともに相手にする」と言うのだろうか?

※日本も他人事ではない。

アメリカの「韓国に対する不信感」は恐らく日本の想像を越えているだろう。このままでは

「在韓米軍不要論」

が幅を利かせても不思議はない。そうなった時に韓国がどうなるかは見物だが、その時それでも

在日米軍不要論」

など言えるだろうか?

憲法9条が日本を護ってくれる」

と言えるだろうか?

事が目の前に迫ってから焦って対策を考えるのは二流のする事だ。そうなる前に対策を練る事が求められているのである。韓国は「他山の石」である。