日々雑感 ~イナダの胃袋から出て来たモノ

ここ数日、と言うかこの1週間、毎日のブログ更新が

「徴用工裁判での韓国大法院異常判決」

関連ばかりだったので、自身の気分転換がてら

「日々雑感」

的なテーマを少し。ただし、掲載している写真が少々グロテスクに受け取られる事も有り得るので、食事中の方は特にご注意頂きたい。

※約40cmほどのイナダ。

秋も深まってくるにつれ、鰤が旬を迎えてくる。「寒鰤」は有名だが、それより一回り小さいワラサ(地域によってはメジロ、ガンドなど呼称は多彩)クラスでは春から初夏にかけて味の良いものがあるとも聞く。

都内某業務用食材スーパーで40cm程のイナダを買って刺身にでもしてみようかと思い立ち、購入してみた。選んだのは数匹いた中で体型が明らかに「菱形」化していた個体。春にだけ出回るサクラマスの上物「板マス」の様な体型だっただけに

「それこそ(店にあったイナダで)一番の上物だろう」

と見て選んだのだ。

帰宅して早速作業開始。定石通りに鱗を落とし、まずはエラと内臓を取り除き…という作業中、胃袋から…

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※全部胃袋の中から…右側の魚は消化されている途中だった。ちょっとグロい。

これだけのこのイナダに食べられた魚が出てくる出てくる…

どれだけ出てくるのか興味深くなって並べてみたのが上の写真。これだけ食ってりゃ腹もパンパンに膨れるのも当然であろう。

確認出来ただけで鰯が4匹、鯵が2匹、鯛が2匹、イカが1匹、それから種類が判らないのが2匹、そして消化され、判別不能なのが少なくとも2匹…漁で水揚げされる直前までに少なくとも13匹も補食していた、と言う訳だ。やはり鰤にとっても冬に備えて食欲が旺盛になる時期なのだろう。

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※それだけ食べていれば脂の乗りもこのサイズにしては上々。

取り敢えず刺身様にサク取りしてみるとこうなったのだが、やはり腹側はこのクラスとしては上々の脂の乗りであると言えるモノだった。

アラの部分も捨てるには惜しいのでコレなら大根と煮るのも良し、アラ汁で味わうも良し、であろう。少々グロテスクではあるが、

食物連鎖、と言う自然の摂理」

をまざまざと見せつけられた気分であった。