韓国国防相の指示は「日本への敵対宣言」だ。
「自衛隊に何処までも対抗していく」
と言う韓国の「意思表示」である。
それは韓国駆逐艦による火器管制レーダー照射事件について
「絶対に事実関係は認めない」
と言う意味であり、また、
この様な指示を出した、と言う事は
「自衛隊機の『低空威嚇飛行』の定義は客観的な距離や高度ではなく韓国側の主観で決める」
と言っているに等しい。…裏返せば防衛省が「協議打ち切り」したのは正解だった、と言う事でもある。
「韓国海軍が『低空威嚇飛行』と判断すれば実際の距離や高度とは無関係に『低空威嚇飛行』であり、対応は韓国艦艇の判断で決める」
のだから次は火器管制レーダー照射だけではなく、威嚇発砲や実際に撃墜を狙って砲撃する事も有り得る。どう考えても事態をエスカレートさせているのは韓国側だ。
「CUES」と言う「海上で偶発的な衝突を避けるための艦船の振る舞いについての『規範』」がある。そこでは
- 砲やミサイルの照準、火器管制レーダーの照射、魚雷発射管やその他の武器を他の艦船や航空機がいる方向に向けない。
- 遭難時などを除いて、信号弾やミサイル、ロケット、各種火器などの物体を艦船や航空機に向かって放出しない。
- 艦橋や航空機の操縦席を(探照灯や照明などで)照らさない。
- レーザーを使用し、乗員や艦船の装備に悪影響をおよぼすような行為をしない。
- アクロバット飛行や模擬攻撃を艦船の付近で行わない。
と言った事が定められている。あくまで「規範」であって言わば「マナー」なので「国際法」ではないし、当然「法的拘束力」がある性質のものではないが、多国間における「国家レベルでの合意」に違いはない。日本は勿論、
そもそもの発端である「韓国駆逐艦による火器管制レーダー照射事件」は明らかな「CUES違反」の行為だが、それを犯して非難されると逆ギレして問題の本質を摩り替え、そして「閣僚レベルで」で
「そんなマナーなどクソ喰らえ」
と、宣言した。それが鄭景斗の指示が意味する事である。
端から見れば「滑稽で惨めで哀れ」な姿だが、強気に出ればそれだけ
は深まる一方である。CUESに参加した国の殆どが
「日本と価値観を共有出来る国」
であって明らかな「例外」は支那、韓国位なものであろう。そういう意味でも韓国は愚かな事に自らを
「『自由と民主主義』の価値観を共有するグループ」
ではないと宣言したに等しい。
※最早敵国。