「いずも」韓国派遣取り止めの意味


※こう見ると「いずも」はやはりデカい。

とうとう日本は韓国に対し、「行動」でその怒りを示す事にした模様だ。


ASEANの拡大国防相会議が韓国で予定されている。それに合わせて韓国・釜山に護衛艦「いずも」を派遣する計画だったそうなのだが、最近の韓国の嘘対応を受けて派遣を取り止めるのだと言う。

海軍は昔から他国との交流、と言うのは多いものだ。親善目的で他国の港に入港する事は珍しい事ではない。それを取り止める、と言うのは当然「その国との友好を考えていない」と言う意味にもなり、それ自体が「一つのメッセージ」になり得る。

…と、言うのは一般論の話であって、相手が韓国だと話は別で、計画通り派遣するとしてもどうせ「旭日旗への因縁」が始まるのだから海軍関係者はともかく、一般向けには余り効果はない。その意味では効果的な対応、とは言い難い部分もあるが、何もしないよりはマシ、である。尤も韓国側も海軍司令官の訪日を取り止める事を通知してきたので「痛手」と言う意味では向こうに与える物は殆ど「ない」と言えるだろう。

※やはり政治・経済で痛みを与えるべき。

※寝言も大概にして欲しい。

それでも防衛大臣は「日韓の防衛協力の維持」なんて寝言を言っているらしいが、韓国ではGSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)の破棄を求める声も多く出ている。此方がどう思おうが向こうには「防衛協力」する気はない、と見ても差し支えない。韓国との「防衛協力」は「対北朝鮮」においてその必要性が取り沙汰されるが政治的には既に北朝鮮にすり寄り、軍事的には北朝鮮のミサイル発射の際、日米韓のイージス艦のうち、韓国「だけ」がミサイルを「見失う」と言う失態を演じるレベルだ。そもそも文在寅北朝鮮傾斜を考えると北朝鮮情勢において北朝鮮の重要な情報を韓国が日本に伝える事が考えられるだろうか?アメリカに伝える事はあっても日本に伝えるなど「GSOMIA」の有無とは無関係に考え難い。そもそも「防衛協力」出来るレベルかどうか、と言う点からして疑問がある。それに韓国は「同盟国の同盟国」かも知れないが、米韓同盟も解消が囁かれる様な危機にある。そうなれば防衛ラインは確実に38度線から対馬まで下がる事になるが、米韓同盟や最近の日韓関係とは無関係に文在寅北朝鮮傾斜のせいで既に「事実上」防衛ラインは下がっていると言えるのである。それでも韓国との「防衛協力」に固執する意味があるのか?

※協力する相手ではない。

文在寅は日本と北朝鮮を天秤に掛けられれば100%北朝鮮を選ぶ。そんな相手に此方が「友好国」面して配慮する必要など何処にもない。この程度の措置などこの阿呆が大統領になってしまった時点で検討されるべき事であって、現在の対立は必然の結果、とも言える。そういう意味では火器管制レーダー照射事件は「噴出のきっかけ」でしかない。そんな時に防衛大臣が頼りないのは不幸な事だが、今からでも遅くはないので防衛大臣を交代させるべきであろう。対応が頓珍漢だったり、手遅れでは意味がない。特に防衛関連では先手先手が重要である。対韓制裁の本番は政治・経済に譲るとしても防衛に「後手後手」や「手遅れ」は許されない。安倍首相の賢明な判断を期待したい所である。