北朝鮮問題、文在寅は関わるな。

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※亀裂は決定的?

北朝鮮問題を巡って米韓の亀裂は決定的。そう思える発言がアメリカ側からあった模様だ。


金剛山観光再開と開城工業団地再稼働問題を言及するつもりなら(ワシントンに)来ないでもらいたい」

先月末の米朝首脳会談後、アメリカとの協議を行おうとした韓国外交部にアメリ国務省の官僚からこの様な発言があったと言うのだ。また「日本の外交消息筋の話」として

ハノイ会談以降、米国は国務省だけでなく全方向から北朝鮮に対する本格的なスタディを始め、北朝鮮戦略の全面的検討と再確立に動いている」

「私も非公開で招待されてワシントンを訪問して自分の考えと展望を伝えたが、韓国政府関係者とは距離を置くような雰囲気だった」

「米国当局者には『北朝鮮に傾倒した韓国政府とは話が通じない。代わりに中立的な専門家を呼ぼう』という雰囲気があった」

と、「アメリカが韓国と距離を置こうとしている」と言う雰囲気がある事を証言している。

米朝首脳会談の結果を受けて、と言うより仮にその場で何らかの合意が出来たとしても

北朝鮮に外貨を稼がせる結果を生む『金剛山観光再開と開城工業団地再稼働』は認めない」

と言うのはアメリカの一貫した方針だと見るべきであろう。いや、アメリカだけでなく

北朝鮮が『検証可能で完全かつ後戻り出来ない核廃棄』を成し遂げて始めて制裁を解除する」

と言うのは「世界の総意」と言っても過言ではない。この大原則を逸脱する主張は「協議の対象外」だと言う意味だ。

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※お前の都合などどうでも良い。

文在寅は「外交の天才」と言われる割にそういう相手の立場を理解して自分達の対応を考える真似はしない模様だ。金剛山観光再開と開城工業団地再稼働は「南北朝鮮の経済協力の象徴」とも言え、北朝鮮重視の文在寅外交の「核心」だが、それをアメリカは門前払いにした。

文在寅北朝鮮政策は根底から間違っている」

と言うメッセージを含んでいるのは明らかだが、それすら理解出来ない阿呆に外交など出来よう筈もない。

そしてその雰囲気は「国務省」と言う行政機関だけではない。寧ろ議会の方がより過激な表現で文在寅外交を懸念しているのだと言う。

文在寅三・一運動記念演説で

金剛山観光再開と開城工業団地再稼働をアメリカと協議する」

と、したが、アメリカ側はそういう提案それ自体も問題視しているのが現状だ。それどころか

文在寅の言葉の中で、多くのことが懸念される…いや違う。事実、文在寅の言葉すべてが懸念される」

とまで発言した議員までいた、と言うからアメリカの「対韓不信」は相当のレベルに達しているのだろう。
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※少なくとも文在寅にそれはない。

文在寅は「米朝の仲裁者」を自称しているが、仲を取り持った相手から「信頼されない」仲裁者など存在するのだろうか?「仲裁」には当事国双方からの信頼がその前提だが、実際に文在寅

北朝鮮からは『アメリカの傀儡』」
アメリカからは『金正恩の首席報道官』」

と、まるで信用されていない。そんな状況で韓国がすべき事は

「何もしない」

事だ。北朝鮮に肩入れする事も止め、アメリカの邪魔もしない。文在寅が出れば出るだけ北朝鮮問題は訳が判らなくなる。どの道文在寅にこの問題に対処する能力はないのだから、そうする方が賢明である。文在寅に必要なのはその意味を理解する事である。