自民党大阪府連のW選挙の敗北は「国賊野党レベルの選挙戦」にあり

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※大阪では自民党国賊野党同然。

統一地方選の前半戦が終わった。自民党は41道府県議選挙2277議席の内、1158議席を獲得、25道県議会で単独過半数を獲得するなど、全体的には「堅調」な結果だと言える。

だが、知事選挙では国会の「与野党対決」そのままの構図だった北海道知事選挙では圧勝したものの、「保守分裂」選挙になった島根や福岡県知事選挙では自民党公認候補が敗北を喫した。そして「最も注目を集めた」と言える大阪府知事大阪市長の「W選挙」では

時報とほぼ同時に維新候補に当確」

と言う「瞬殺負け」だった。勿論統一地方選の全てで自民党が勝利出来る程「甘くはない」のが実際の所だが、マスコミが注目して大きく取り上げた選挙での「敗北」はどうしても「自民党への逆風」と言う印象を与えてしまう。

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※国会では考えられない構図。

大阪W選挙では自民党推薦候補に公明党も推薦するのは連立を組んでいる以上必然だと言えるし、理解出来るが、そこに国民民主、立憲民主、共産までもが「自主支援」と言う形で乗っかってきた。自民党大阪府連が幾ら

共産党とは関係ありません」

と言った所で同じ選挙カーに同乗していれば乗ってる有権者には「呉越同舟」としか映らない。しかもそういう姿を相手の維新候補に攻撃されたのではこの結果は必然だと言える。
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※こんなのを無断作成すりゃ官邸だって怒る。

しかもこの様なポスターを無断作成し、官邸を激怒させたと言う。こんな体たらくでは自民党大阪府連を一度解体して再組織しないと誰が立候補しても維新には勝てまい。まずはその自覚が必要だ。

大阪W選挙の争点に「大阪都構想への賛否」と言うのがあった。「賛成の維新VS反対のその他党派」と言う構図だったが、大阪都構想に反対なら「大阪市の存続を前提にした改革案」は提示出来ていたのだろうか?対案もなく「反対」ばかり口にするのでは国会での国賊野党と変わらない。しかも「自分達の持っている票を合算すれば勝てる」と言う皮算用国賊野党の言う「野党共闘」と同レベルでしかない。それで「勝てる」と考える方がどうかしている、としか思えない。

コレは大阪に限った話ではない。国賊野党が自民党の牙城を崩したいなら

自民党案に勝る対案」

は絶対要件だし、また

「批判票の合算で勝てる」

と言う皮算用は止めるべきだ。有権者、と言うのは「見ていない様でしっかり見ている」ものなのだ。それが判らなかったのが自民党大阪府連だ。国賊野党レベルの選挙戦で「勝てる」と思う事こそ「大いなる勘違い」だ。

それを「驕り」と言われても仕方がない。自民党は後半戦までにそれらを払拭出来るか?統一地方選後半戦や参議院選挙での「自民党勝利」の鍵はそこにある。政権を奪還した時の謙虚な気持ちは忘れずにいて欲しいものだ。