自民党大阪府連のW選挙の敗北は「国賊野党レベルの選挙戦」にあり
だが、知事選挙では国会の「与野党対決」そのままの構図だった北海道知事選挙では圧勝したものの、「保守分裂」選挙になった島根や福岡県知事選挙では自民党公認候補が敗北を喫した。そして「最も注目を集めた」と言える大阪府知事、大阪市長の「W選挙」では
「時報とほぼ同時に維新候補に当確」
と言う「瞬殺負け」だった。勿論統一地方選の全てで自民党が勝利出来る程「甘くはない」のが実際の所だが、マスコミが注目して大きく取り上げた選挙での「敗北」はどうしても「自民党への逆風」と言う印象を与えてしまう。
「共産党とは関係ありません」
大阪W選挙の争点に「大阪都構想への賛否」と言うのがあった。「賛成の維新VS反対のその他党派」と言う構図だったが、大阪都構想に反対なら「大阪市の存続を前提にした改革案」は提示出来ていたのだろうか?対案もなく「反対」ばかり口にするのでは国会での国賊野党と変わらない。しかも「自分達の持っている票を合算すれば勝てる」と言う皮算用は国賊野党の言う「野党共闘」と同レベルでしかない。それで「勝てる」と考える方がどうかしている、としか思えない。
「自民党案に勝る対案」
は絶対要件だし、また
「批判票の合算で勝てる」
と言う皮算用は止めるべきだ。有権者、と言うのは「見ていない様でしっかり見ている」ものなのだ。それが判らなかったのが自民党大阪府連だ。国賊野党レベルの選挙戦で「勝てる」と思う事こそ「大いなる勘違い」だ。
それを「驕り」と言われても仕方がない。自民党は後半戦までにそれらを払拭出来るか?統一地方選後半戦や参議院選挙での「自民党勝利」の鍵はそこにある。政権を奪還した時の謙虚な気持ちは忘れずにいて欲しいものだ。