風刺にガチ捜査を行う韓国


※誉め殺しもいい気分になれない哀れさ…

「雇用王 文在寅」「経済王 文在寅」「外交王 文在寅

南朝鮮の学生への手紙」と題する壁新聞にこの様な見出しを付けた事が韓国で騒ぎになっている模様だ。

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一瞬「えっ!?」と我が目を疑ってしまいそうなこの見出しが踊る壁新聞、韓国の学生団体の手による物だそうで、昨年末にも韓国100ヶ所以上の大学構内に同様の壁新聞を掲示し、「文在寅王シリーズ」として既にファンが付いているらしい。

勿論中身は「文在寅誉め殺し」とは真逆の

通貨危機以降最高の失業率を達成した」

最低賃金の引き上げで小商工人が滅び、アルバイトは永遠に休みになった」

と言った文在寅の経済失政への不満であり、批判の声である。恐らく外交分野に関しては

「関わった国に対し、悉く欠礼を仕出かし、韓国の国際的信用を失墜させた」

と、言った事でも書かれているのだろう。学生の方が経済失政でしわ寄せを受けやすい立場なだけにマスコミなどよりよっぽど物事を良く見ているのだろう。日本の大学生の場合、安倍首相のお陰で高い就職率の恩恵を受けているので韓国とは状況が逆だが、政治に関する関心、と言う点では負けないで貰いたいものだ。特に国賊野党の「ダメっぷり」と言うのは良く学んだ上で参議院選挙に投票して頂きたい。

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※韓国の学生も侮れない。

だが、韓国で問題になっているのはこの様な「壁新聞」が出た事ではなく、警察が

「壁新聞の表現を『大統領侮辱罪』容疑でガチンコ捜査に乗り出した」

事である。

現在は「内偵捜査」段階だと言うが、当然「本格捜査」も視野に入るだろう。だが、この壁新聞の表現には文在寅を「阿呆」だとか「無能」等と罵倒する様な表現はされておらず、一読すれば「皮肉」だと判るが文字だけを見れば「誉め殺し」である。

韓国にも「言論の自由」「表現の自由」「思想信条の自由」はある筈だ。それらの「自由」の本質から考えればこの程度で逮捕されるなど日本では有り得ない、と断言出来るし、それ以前に週刊誌やマスコミが安倍首相を批判する表現はもっと酷い。アメリカならもっと過激な表現でも内容に嘘出鱈目がなければ問題視される事もないだろう。どう考えてもこの程度で警察が捜査する様なレベルの話ではない。
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※日本ではコレでも罷り通った。

しかも、「法適用に無理がある」と言うのが「一致した見解」なのだそうだ。当然、と言えば当然だが、そもそも「風刺」なので前述した様に「直接罵倒する表現はない」ので「侮辱」とまでは言えない。どうやら「文在寅政権を『忖度』した警察の独断」なのだと言う。

政権が関与していようがいまいがこの一件は「国家権力による国民弾圧」と言う事になる。壁新聞の内容は文在寅からすれば「耳が痛い」内容な事に間違いはないが、そういう声に謙虚に耳を傾けないと自身もまた「民衆の声」に倒される事にもなりかねない。何しろ韓国では「国民情緒」が憲法をも上回る存在だ。国民情緒を敵に回せば「行政、立法、司法」全ての権力を手中に収めても恐らくは勝てないだろう。この件で警察の無茶な捜査を黙認するとか、強引な逮捕劇がなされる様ではそれが「文在寅政権の崩壊」に繋がる可能性まである。文在寅は警察を止めるべきだが、この男にそんな器量は期待できまい。かくして文在寅は「また一歩」危機へと自ら進んでいくのである。

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文在寅の役目はもう「終わっている」とも言えるが。