「セクハラ議長」に堕ちた文喜相
※とうとう「セクハラ加害者」にまで堕ちたか…
韓国の国会が常に「乱闘気配」を孕んでいる事は「韓国の真実」を知る人にとっては常識に近い。過去にはバリケードを作った事に対抗してそれを破壊する為にチェーンソーを持ち出したり、催涙弾や放水、と言った凡そ「通常の議会制民主主義」では「有り得ない」光景が繰り広げられている。
極めつけは「民主主義を学びたい」と国会を見学に来た外国首脳の眼前で乱闘劇を展開した事だろう。そもそも韓国などに「民主主義を学びに行く」事自体が根底から間違っているのだが、今更それを言っても遅い。
さて、今回の「韓国国会乱闘劇」、議長の文喜相が
「病院行き」
と言う結果になった。いったい何が起きたのだろうか?
韓国国会で現在焦点になっているのが「ファースト・トラック(迅速処理案件)指定推進問題」なのだそうだ。要するに他の法案に優先して審議しよう、と言う趣旨だが、一部の野党の反対で法案審議以前の「迅速処理案件にするかどうか」の段階で揉めているらしい。
法案審議以前の迅速処理案件」扱いそのものに反対の韓国最大野党「自由韓国党」の面々が議場を占拠して立て籠り、
「与野党の合意なしに(法案を)本会議に上程しないと約束しろ」
等と要求してきたらしい。コレに対して文喜相は
「脅したからと言ってどうにかなることではない。軍部独裁政権が拷問した時も、私は信念に従ってやった。ここで、首にナイフが当てられても脅しに従ってはならない」
と声を荒らげて要求を拒否。これに対して自由韓国党議員が
「規定を守るつもりがないなら職を辞せよ」
と言えば、文喜相もこの議員に
「議員を辞任しろ」
と言い返す有り様だった様だ。
「こんなことをしたらセクハラだ」
と、抗議した所文喜相は
「こうすればいいのか」
と、女性議員の顔を2回も手で覆った、と言うのだ。
法案に対する自由韓国党の対応の是非はさておき、議長室を退出しようとする文喜相を阻止する為に女性議員を矢面に立たせ、例え偶然でも体に触れれば「セクハラ」と言うのは「権利の濫用」と言える部分はあるが、この文喜相のケースでは「売り言葉に買い言葉」で自ら女性議員の顔に手をやっている。流石に言い逃れは出来まい。
「その場を離れようとして体が触れたのを『セクハラ』だと言われたので、(文喜相が)カッとなってほおを手で触ってしまったものだ」
なんて言い訳は通用しない。文喜相は「謝罪の意向を明らかにした上で、警護員に守られて議長室を出ていった」そうだが、結果として相手の女性議員は「精神的ショック」を受けたとして入院、
「単なるセクハラ問題ではない。責任を問うつもりだ」
と、コメント、一方の文喜相も「低血糖ショック」を起こしたとして入院、と言う結末になったのだと言う。
自業自得とは言え、こうして文喜相は「セクハラ議長」と言う攻撃材料を与えてしまった。この先どうなるか?要注目である。