世にも奇妙な「ライバル政党の解散」を請願する韓国の愚


※韓国名物「動物国会」

韓国大統領府のHPにある「請願コーナー」、請願を出し、その請願への賛同が一定数(20万)を越えると

「1ヶ月以内に大統領府として回答」

する義務が発生するのだと言う。だが、折角のこのコーナーも韓国人には

「まっとうな使い方」

は出来ないらしい。以下の記事が如実にそれを示していると言える。


韓国最大野党「自由韓国党」の解散を求める請願がなされ、過去最大となる183万1900人の賛同を得て1ヶ月以内に大統領府として回答する事が義務付けられた。理由は

「韓国党は何かにつけ場外乱闘を繰り広げ、立法の足を引っ張っている」

と、言うのは理解出来なくもないが、それを理由に

「政府が政党解散の審判を請求してほしい」

と言うのは無理があり過ぎる。

韓国では共産党北朝鮮礼賛は本来なら御法度だ。大統領からしてそれに抵触している、と言う見方も出来るが、それはさておきそれ以外の政治的思想信条に基づくのであれば「結社の自由」は当然認められているだろう。確かに「動物国会」なんて揶揄される真似を仕出かす国会議員が「国民の代表」だなんて恥ずかしいだけだし、言動に問題があるのは間違いない。だが、だからと言って「政府の手」つまり国家権力で1政党を解散させるなど民主主義の基本に反する行為である事をこの請願者は理解していない。それをやってしまう事こそ「民主主義の否定」「ファシズムへの第一歩」なのだが、そういう理解もなく騒いでしまうあたりにこの国の「民度」や「民主主義の危うさ」を感じざるを得ない。

※頭が痛いだろう。

自由韓国党」は保守系政党なので解散を請願した人はまず間違いなく「左寄り」の思想信条だろう。文在寅からすれば「支持層」からの請願だが、実際に解散させられるかどうかは別にして「審判を請求」した時点で

「韓国は民主主義を放棄し、ファシズムへの第一歩を踏み出した」

と世界に宣言するに等しい。逆にこの請願に「ゼロ回答」でもしようものなら支持層から批判が巻き起こり、支持を失いかねない危険がある。只でさえ経済での失政で不満が高まっているだけに些細な事でも対応を間違えれば一気に国民の不満が爆発する不安定な状況だ。「ろうそくデモ」から生まれた文在寅政権が「ろうそくデモ」で潰されるザマを見るのも一興だが、先ずはどう対応するのか?見物である。

文在寅政権はそんなもんだろう。

だが、話をややこしく…もとい面白くしているのは「自由韓国党解党請願」に対抗するかの如く翌週に

「与党『共に民主党』の解党請願」

がなされ、こちらも賛同が20万を越え、大統領府に回答義務が生じた事であろう。その理由は

与党が野党第1党をないがしろにし、政治的利益のために法案をファストトラック(迅速処理)指定し、国会における物理的衝突をもたらした」

と言うのだから笑ってしまう。要するに「共に民主党」も「自由韓国党」も支持者が「動物国会」の責任を相手に擦り付けて相手の政党を解散させようと「不毛なネット中傷合戦」をしている、と言うのがその構図なのだ。各々の請願理由は選挙制度改革を巡る「ファストトラック指定騒動」での政党としての言い分そのものである。

※韓国の場合に限っては、だが。

さて、韓国大統領府は各々の請願にどう回答するのだろうか?まさか「共に民主党」は「結社の自由」を理由に請願を拒否して「自由韓国党」の解党手続き、なんて「差別そのもの」な真似は幾ら何でも出来まい。双方とも「結社の自由」や「政府に権限がない」事を理由に請願を拒否するよりないが、請願制度をこの様に悪用する事自体

「韓国の民主主義は不健全」
「それを『権利の濫用』と言う事を理解していない」

と言う証明に他ならない。日本の政党、特に国賊野党には似たような傾向が見られるが、幾ら韓国大好きでも「悪い所」まで見習う必要はない。日本は現状「健全な民主主義」が機能しているがそれを崩す存在があるとしたらそれは間違いなく「国賊野党」である。連中は「日本の害」どころか「民主主義の害」である。参議院選挙では確実に壊滅させなくてはならない。