日米首脳の悩みの種はやはり韓国


※非常に親密な関係が伺える。
※総立ち&スマホ片手にトランプ大統領を大歓迎
※優勝した朝乃山に「トランプ杯」を手渡すトランプ大統領
※夕食は炉端焼き店で舌鼓。

「令和」初の「国賓」としてトランプ大統領が来日している。到着当日は財界人との懇談を行い、昨日は安倍首相との「ゴルフ会談」に始まり大相撲観戦&優勝した朝乃山関に「トランプ杯授与」、そして夕食は炉端焼き店で舌鼓、と安倍首相とほぼ一日一緒にいた事になる。

相撲関連では来年以降も夏場所優勝力士には「米国大統領杯」が授与される事になったそうだが、


と、相撲と言う「神事」と「国賓」をバカにする事を煽る愚劣極まるツイートをしたジャーナリストもいる。結果は前掲の写真の通り「真逆の結果」になったが、それでも

「『国賓』は政府が公式にもてなす元首級の客だが、国民がそれに同調する義務などない」と断言。

「なのに、政府の『おもてなし』に難癖つけるのは日本人にあるまじき非礼、許すまじ、といった全体主義的な物言いがわんさと湧いてきて、ちょー気持ち悪い。天邪鬼な私は、だったら余計に言っとかなきゃ、と思うけどw」

と、負け惜しみには余念がない様だ。

こんな愚劣な小物などうでも良いのだが、本題はそこではなく、安倍首相とトランプ大統領との話の中でトランプ大統領

北朝鮮問題に関する韓国の対応に困惑」

している事を安倍首相に伝えていたのだと言う。


安倍首相とトランプ大統領のゴルフ、勿論エンジョイしている、と言うのもあるのだろうが、「1対1」の本音の会話をする絶好のチャンスでもある。貿易問題や北朝鮮問題など、厄介な問題さえもそうする事が出来る、と言うのは相当な信頼関係がないと出来る事ではないだろう。そういう場でしか話せない話、と言うのもあるのだろう。

今回明らかになったのは韓国の対応、トランプ大統領

「韓国と北朝鮮の間では全く話が進まなくなった」

と、「ボヤキ」とも思える発言をして、安倍首相と共に韓国への「懸念」を共有したのだと言う。

※結局結果は出なかった訳だ…

文在寅は「米朝の仲介役になる」と称して独自外交を展開しているつもりなのだろうが、それが必要だとしても米朝首脳間に対話のチャンネルが一端出来てしまえば例え前回の首脳会談で「物別れ」と言う結果でもその「チャンネル」が健在であれば「仲介役」の意味は殆どなくなる。文在寅はそれを理解出来ないのか、その役目に拘り続けている。だから「アメリカには信頼されず、北朝鮮にはそっぽを向かれる」と言う「虻蜂取らず」の結果になる。この様な「どっち付かずの『蝙蝠外交』」は韓国のお家芸だが、前任の朴槿恵もそうだった様に結局最後には「踏み絵を迫られる」事になる。朴槿恵アメリカと支那を天秤にかけて失敗したが、文在寅はそこから何ら学んでいないのだろう。「アメリカと北朝鮮」を天秤にかけようとして「失敗」したのである。

それ位の事は不肖筆者が指摘するまでもなく安倍首相はその意味をトランプ大統領に伝えて理解を得ている筈だ。問題は「その先」、即ち「日米は韓国をどうするか?」が焦点となる。

勿論選択肢は2つ。

文在寅に「日米のチームに留まる様に指令する」
文在寅を「日米の敵」として「見捨てる」

と言った具合に文在寅に「踏み絵を踏ませる」事である。

前者を選ぶならG20サミット後にトランプ大統領が韓国を訪問する事が発表されているが、それに意味が出てくる。G20で日韓首脳会談を行う意味も「この点では」出てくるが、現状の日韓関係ではそれだけの為に首脳会談など行えない。だからトランプ大統領は訪米した文在寅に「日韓関係改善」を促し、また「韓国訪問」も幾ら文在寅がしつこく要請しようが懇願されようがトランプ大統領にとっては本音では「どうでもいい」事なのだろうが、敢えてそれに乗った形でトランプ大統領が韓国へ行き、韓国に「踏み絵を迫る」。代わりに安倍首相はアメリカとの対立が鮮明化しているイランへ行き、アメリカとイランの仲介役を果たす、と言う様な「日米間のディール」が出来ているのではないだろうか?

拉致問題への協力も約束してくれた。感謝。

※日本はイランとは友好的な関係にある。

また、焦点の一つである貿易問題に関してもトランプ大統領
 
と、参議院選挙後に話を先送りすると表明、重要な選挙である参議院選挙を見据えて安倍首相に配慮した形だ。トランプ大統領そうさせてしまう」安倍外交恐るべし、だと言えるが、アメリカの要求にはある程度の譲歩はやむを得ない部分はあるのだろう。明確な説明が求められる部分ではあるが、総じて今回のトランプ大統領来日は「大成功」であるとこの時点でも断言出来るだろう。日米同盟が更に世界の平和に資する形になる事を願ってやまない。その為にも憲法改正は必須である。