韓国とは「信頼関係を築く土台すらない」


※関係改善は最早無理だろう。

読売新聞と韓国日報なる韓国メディアが共同で日韓両国民に対する相手国への印象についての世論調査、結果は「やはり」と言うべきか、最悪の結果だったと言えるだろう。そして「将来日韓関係が好転する」と言うのも「夢のまた夢」だと予測出来る結果であると言える。


相手国を「信頼出来ない」と言う回答は日本では過去最高の74%。韓国でも75%、ほぼ同じ結果となった。また、「日韓関係が悪い」と回答した日本人は83%、韓国では82%とこれまたほぼ同じ認識を双方が持っている事が明らかになったと言える。

また、相手国首脳への評価、と言う点では

金正恩に対する評価だけは一致。

この通りやはり日韓でほぼ真逆の結果になった。唯一、「金正恩への評価」だけは「信頼出来ない」と言う点で日韓両国民の認識は一致しているが、質問それ自体が「愚問」レベルなのでこんな事で認識が一致したからと言って喜ぶ様な事ではない。

また、韓国政府が「和解・癒し財団」解散した事については「納得出来ない」とする回答は日本では74%だったが、韓国でも56%が同様の回答をするなど意外な結果になっている。ただし

「所謂慰安婦問題で日本が改めて謝罪する必要があるか」

と言う質問には日本人の80%が「必要ない」と回答したのに対し、韓国人の87%が「必要」と回答している。やはりほぼ真逆の結果となっている。

※そもそも土俵が違うので単純に比較は出来ないが…

また、自称元徴用工関連では韓国大法院の出した出鱈目判決が「国際法違反」だと言う日本政府の主張に「納得出来る」と言う日本人は78%、逆に韓国人の79%が「納得出来ない」と回答した。

見事なまでに対称的な調査結果だが、韓国の場合は官民問わずの「反日教育」の賜物だと言えるが、日本では「嫌韓教育」など行っていない。一連の韓国側の言動への反発によるもの、と言えそうだが、いずれにせよ、「相互不信」の根は相当に深い。これでは「まず話し合い」と言った所で殆ど意味はない。

話し合いで物事を解決するのは日本の外交の基本だ。だが、幾ら「話し合いで解決」を前面に打ち出してもその前提は

国際法に基づく」
「合意を相手が守ると信頼する」

事に集約される。だが韓国にはそのどちらも欠けている。現在日韓関係を悪化させている韓国側の言動は

「韓国が国際法を無視している」
「韓国が国際的合意を順守しない」

事に尽きる。だから日本人は韓国を信頼しないのである。その意味では北も南も所詮は「同じ穴の狢」でしかない。

少なくとも韓国は日本にとって「話し合いに足る相手ですらない」と言う事が如実に表れた調査結果だと言える。相手の信頼を得るには当然それに見合った行動が求められる。韓国が日本との関係改善を望むのであればそれを見せるしかないが、慰安婦問題にしろ、徴用工関連にしろ、韓国政府は無為無策である。これで「どう信頼しろ」と言うのか?韓国にシンパシー抱くのは個人の自由だが、それを公言するからには

「韓国の何を以て『信頼しろ』と言うのか」

明確にすべきであろう。一般人なら兎も角、公人なら尚更である。特に国賊野党諸君。

いずれにせよ韓国とは「信頼関係構築する土台」すらないのが現状だ。だが、日本は韓国に対して国際法を無視したり合意を一方的に踏みにじる真似をしてはいない。日本が譲歩する理由などない。それでも韓国が何も変わり身を見せないなら、日本としては「韓国を見棄てる」以外に選択肢はない。そしてその選択は韓国がすべき事である。どう判断するも韓国の勝手だが、日本は何もする必要はない。ボールは韓国側にあるのだから。

福沢諭吉は先見の明があった。