漸く「半導体原料の輸出規制」の意味を悟り出した韓国メディア
「日本が対抗措置をするといってもこれと言って何かあるだろうか」
と、発言していたし、1月10日の夕刊フジでは
この様な対抗策が列挙されていた。それでも「日本はそこまでするまい」と思っていたと言うなら文在寅政権は本人を筆頭に「救いのない愚物揃い」だとしか表現のしようがない。入手困難な秘密情報ではなく、これらはその気さえあれば誰でも知る事の出来るレベルの話だ。3月段階では
「韓国は日本を甘く見て中国だけを恐れている。だが、今回は違う。すべてのカードを並べて熱心に準備している。日本政府は殺気立っている」
と言う日本側の要人からの発言もあったと言う。それでもこの様だと言うのは「失態」以外の何物でもない。
一方で日本はそういう気配さえ韓国に悟られる事なく一撃を喰らわせる事に成功したと言える。中央日報でさえ、
〈韓国を意のままに圧迫できる絶妙の一枚〉
「立ってしばらく対話をするか、握手を長くするか、少しの間座って話をするか、決まっていない」
と煙に巻いていたが、実際にはこの輸出規制の方針は5月には決まっていたと言うから完全に「日本の作戦勝ち」である。
「日韓両国企業が自発的な拠出金で財源を作り、自称元徴用工に慰謝料を支払う」
と言う韓国側の愚劣な提案の後では輸出規制実行の流れを止める事は出来なかったと中央日報は伝えている。文在寅はこの案を「現実的」と言ったが、日本側からすれば穏健派でさえ匙を投げる程の愚劣提案でしかない。その意味を韓国は今度は考察すべきであろう。何だかんだ言ってももう「塞は投げられた」のである。日本は韓国の出方次第で規制を強化する事も、また緩和する事も出来る。ボールは「韓国側にある」のだ。
韓国の選択肢は2つ。「国際法違反を認めて直ちに是正する」か「『反日』で意地を張って経済を完全に破壊されるか」であろう。どちらを選ぼうが日本にはそれほどの影響はない。例え韓国の半導体産業が壊滅しても自力で生産をするだけの実力も下地もあるし、そうでなくても台湾などに乗り換える事で状況は簡単に克服出来る。敢えて韓国に忠告しておくなら
「自分達の見立てだけで行動しない」
と言う事だ。少なくとも安倍首相は韓国側の見立て通りに甘くはない。「やると言ったらやる」行動力を持っている。ゴネるだけゴネたら適当な所で日本が妥協してくれる、なんて考えは捨てる事だ。口で言っても判らないなら身を以て体験して貰うよりない。今回の件は韓国にとって如何に強烈な一撃でも「韓国の終わりの始まり」でしかない。いい加減認識を改める事だ。