告げ口おばさん2号登場


※告げ口おばさん2号。

日本の「ホワイト国除外」に対し、有効な対抗策がこれと言って「ない」のが韓国の現状である。条件反射的に「北朝鮮のTVアナウンサーの如きな激情任せの罵詈雑言」と「日本を『ホワイト国から除外』」と言う対応はしたものの、日本が韓国に問うている

国際法違反の状態の改善」

には到底繋がらない内容だ。頼みの綱、とも言えるアメリカの仲介、と言うのも「不発」終わった以上、韓国に出来る事は一つしかない。そう、お家芸の「告げ口外交」である。


タイ・バンコクで行われていたASEAN+3との外相会議でも韓国外相康京和は
※内政問題なのだから口出しされる筋合いはない。

と、言えば河野外相も


※河野外相の反論は秀逸だった。

と、反論。更に

ASEANの友人からは不満は聞いていない」

「韓国は今後もASEANの友人と同じ扱いを受ける。康外相の不満の元が何か分からない」

と、反論したと言うから康京和の面目は丸潰れである。

※それでも韓国の扱いはASEAN諸国より上。

今回の措置と同時に制度の変更も行われ、これまで「ホワイト国」としてきた国々は「グループA」に分類される事になった。これらの国々への輸出は規制品目であっても「多くの品目で包括許可」が出され、非規制品目では手続き免除となる。今回「韓国だけ」が「グループB」へと格下げになったが、このグループでも「一定の品目で包括許可」が得られる。少なくとも「一部の品目に限り包括許可で多くは個別許可」と言う「グループC」に分類される台湾やシンガポールよりも有利な扱いなのである。河野外相の発言によって韓国の主張、と言うのは

「韓国に最大級の優遇措置を与えろ」

と言う「ガキの我儘」レベルの主張に過ぎないと国際会議の場で明らかにされたも同然である。正面切っての議論では「勝てない」と判っているからこそ、韓国は「告げ口外交」と言う手段に出た、と言うより「出ざるを得なくなった」のであろう。

※だって韓国だもの。

だが「効果の程は?」と言うとサッパリで、そもそも康京和が「告げ口外交」をしたメコン川流域5ヵ国は全て「グループC」属すると言う。つまり康京和は自分達の方が告げ口した国より日本に優遇されているにも関わらず「不平不満をぶちまけていた」と言う訳だ。コイツも文在寅に負けず劣らずの阿呆だと断定出来る。

幾ら一国の外相と言えども会議の直前に日本で行われた「日本の制度の変更」について即座に内容を正確に把握しているとまでは考え難いが、それでも「日本は自分達より韓国を優遇している」と認識している外相が居ても不思議はない。康京和は

「それでも日本は我々より韓国を優遇しているじゃないか」

と、言われたらどう対応するのだろうか?ASEAN諸国日本の輸出管理体制正確に理解していれば、韓国の「告げ口外交」などに惑わされる事などあり得ないだろう。日本としてはASEAN諸国に制度の正確な周知と

「グループBへの昇格基準」

を明確に説明しておく事が重要だと言える。

文在寅でさえ「韓国の一連の主張や措置は国際法に合致している」とは言っていない。

この件に限らず、最近の日韓対立の原因となった一連の韓国の言動について日本としては韓国の「国際法違反」を指摘しているが、それに対して文在寅、康京和はじめ政治家は勿論、メディアも「韓国の対応どう国際法に合致しているか」について全く触れない。この論点から逃げているのだ。これでは「話し合いで解決」と言っても話にならない。だから日本は「態度で示した」のである。告げ口外交の前にその論点に正面から向き合うべきなのは言うまでもない。