韓国の石炭灰検査強化の狙い
※その裏にある韓国の企みは拡散すべき情報。
8日に韓国が「日本から輸入している石炭灰検査強化」と言う措置を打ち出していた。不肖筆者「他愛のない措置」と余り気に留めていなかったのだが、何を隠そう、これこそ韓国の「ディスカウント・ジャパン」戦略の主要要素であった、と言うのだ。
結論から言ってしまうと相変わらずの
「科学的根拠を無視した妄言」
なのだが、キチンとした知識を持っていないと韓国の思う壺なってしまう恐れもある。それだけに正確な情報の共有、拡散と言った対応は我々にとっても「必須」だと言える。
※一見他愛のない措置に思えるが…
この措置の骨子は「これまで四半期に一回だった放射線量検査を輸入毎に行う」と言うものだ。ここで問題となっている石炭灰とは石炭燃焼タイプの火力発電所等で石炭を燃やした際に出る副産物で、以前は単なる産業廃棄物として扱われていたが、コンクリートに混ぜると強度が高まる、との事で現在ではそれらの建築材等にリサイクルされているのだと言う。
石炭は言うまでもなく太古の植物が化石化した物なので当然地中から出てくる。そして記事にある様に「地中深くから出てくる物」はほぼ確実に何らかの放射性物質を含有していると言うから「石炭から放射性物質が検出される」と言うのは「当たり前」の事なのだと言える。具体的にはカリウム40、トリウム232、ウラン238等だと言う。中でもカリウム40は元々生物の体内にあるもの。つまり石炭も元は生物だったのだから、検出されるのは当然なのだ。しかもカリウム40の半減期はなんと12億4800万年。そう簡単にはなくならない。人体からも約4000ベクレルの放射線を持っている事になり、それによる被曝量は年0.17mSvだと言う。そして何を食べようがそれが生物由来である以上、人間も常に一定量のカリウム40を体内に保持している。生きている限り絶対にこのサイクルから逃れる事は出来ない。
現在日本は必要な石炭の殆どを輸入に頼っている。だから石炭である以上、世界のどの国から輸入しても産地による多少の差はあっても何らかの放射性物質を含有している事は確実である。勿論それは原発事故とは何ら関係はないし、IAEAにもそれらの安全基準が定められており、当然その基準内の物しか使用される事はないのだが、それでも韓国の手にかかれば
と言う意味不明の論理にすり替えられかねない。韓国に「科学的根拠に基づく反論」をしても理解される可能性は極めて低いが、その他の国にはキチンとした説明をしないとこの様な論理に騙され、日本に対して誤った印象を持つ国や人が出てくる危険は常に付きまとう事になる。と、言うよりここで無為無策と言うのは「韓国の思う壺」なのだから、そうならない為にも我々一般国民に至るまで正しい知識を共有する必要がある。
もっともこの措置、石炭灰が「コンクリートに混ぜて建材として使用する」為に輸入している以上、輸出する日本側だけでなく、韓国の建築業界にとっても痛手になる。セメントの在庫がある間は良いが、在庫がなくなったり、足りなくなったりすれば建築そのものに影響が出る。こういう場合、日本では要求を満たす代替素材を探したり、建材が確保出来るまで作業中止、と言う対応になるのだろうが、韓国の場合、「手抜き工事」走る可能性が高いだけにそれが新たな問題を生む。
これらの様に海外でも迷惑をかけまくっているのが現状だ。只でさえ「手抜き工事」でこれらの迷惑行為世界中で行っているのにそれを煽る等しい真似を文在寅は行った、と言う訳だ。「反日」しか考えていないので自国の建設業者がどういう事をしてきたのか見えていないのだろう。話にもならない。
いずれにせよこの措置は韓国にも相当のダメージが出る可能性は極めて高い。その為にも石炭灰放射線に関する正しい知識の共有、拡散は重要である。読者様諸兄の御協力をお願いしたい所存である。