河野外相発言に反発する韓国は筋違い


※日本の立場は一貫している。

河野外相が所謂「光復節」での文在寅の演説に関連して

国際法違反の状況を是正するリーダーシップを取って頂きたい」

と、述べた事が韓国政府には不満の様だ。


河野外相は訪問先のセルビア

※日本の立場からすれば当然の発言。

この様に述べたが、これに対して韓国外交部当局者の発言として

「極めて遺憾」

「河野外相の韓国政府の国際法違反是正および我々の首脳の指導力発揮が必要だという言及に、わが政府は同意しない」

「一国の高位外交当局者が相手国の国家元首を対して何らかの措置を要求すること自体が国際礼譲に合わない」

「両国関係の安定的な管理にも役に立たない」

等と宣っているが、「未だに問題の本質を理解していない」と言うのは致命的とも言える状況判断力のなさである。

要するに「日本の外務大臣が韓国大統領に措置を要求するのは無礼。」

と言う事なのだろうが、そういう日本政府の認識は

※既に安倍首相も言及している。

とっくに日本のトップである安倍首相からも明言されている。この

「韓国が国際法違反の状況を是正していない」

と言う日本側からの指摘に対し、韓国側が具体的な反論をした形跡はない。例えば「日韓請求権協定の条文の解釈」とか「他の国際法の規定」根拠に

「韓国は国際法違反ではない」

と言うならまだ「話し合いで双方の認識の差を埋める」意味はあるのだが、そこには触れずに

「河野外務大臣の発言は無礼だ」

とか言うのは「論理のすり替え」でしかない。それ以前に

「他国の格上の職位の者に措置を要求するのが国際的に無礼」

と言うなら韓国国会議長文喜相の

※その論理ならこの発言はどうなる?

と言う上皇陛下への侮辱発言は一体どうなるのか?天皇陛下と韓国国会議長の「格の違い」は韓国大統領と日本国外務大臣のそれとは「段違い」どころの騒ぎではない以上の「格の違い」がある。世界に王室は数多くあるが、その中でも日本の皇室はその歴史故か「他国の王室より一段上」扱いになると聞いた事がある。何せ英訳すれば「King」ではなく「Emperor」。勿論「世界唯一の称号」である。また、天皇陛下の「格」は「ローマ法王と並ぶ世界最高クラス」なのだとも言われている。

アメリカ国内では批判が殺到したそうだ。

天皇陛下と面会した際のオバマ前大統領はこの様に深々と頭を下げて挨拶した。この写真はアメリカ国内で「大統領が他国の君主に頭を下げるとは何事か」と、炎上騒ぎとなったそうだが、アメリカ大統領でさえ、そこまで「礼を尽くす」程の存在が天皇陛下なのである。「韓国国会議長程度」の格で言及する時点で「無礼を極めている」事に疑問を差し挟む余地はない。河野外相の発言を「無礼」と言うなら韓国政府はまず文喜相に「公式な発言撤回と謝罪」をさせてから言うべきである。

※その前に日本からの指摘に答えろ。

現在の日韓関係の「ボール」とは

国際法違反」

と指摘された韓国が「国際法違反の状況を是正するのか」それとも「国際法違反の状況下で開き直るのか」であり、その選択をするのは当然韓国側である。日本の「韓国が国際法違反犯している」と言う主張に異議があるなら堂々と「韓国の言動は国際法に合致している」と、根拠を明確にして反論すれば良いだけの話なのだが、何故か韓国にはそれが出来ない。理由は簡単で、

「何だかんだ言っても日本の主張が正しい」

事は韓国側も内心では認識しているのだが、

「日本に頭を下げたくない」

と言った「無意味なプライド」や

「日本なら法や道理を無視しても何とかしてくれる」

とでも言うべき「甘え」があるからである。そこで日本も「韓国を甘やかしてきた」から韓国は増長し、国際法一つ守れない存在になってしまった。これにはそれ以前の「元々の民族性」と言う要素も多分にあるが、そうさせてしまった責任の一端は日本にもある。だからこそここで「それを断ち切る」事はある意味では「日本のケジメ」であるとも言える。二度と韓国を甘やかしてはならない。安倍首相のしている事はそういう意味では「今後の日本外交の試金石」だとも言えるのである。