韓国の「確約」など最初から信用には値しない

※コイツの「確約」に意味はない。
 
韓国メディアが日本メディアの記事を引用して報道する事は珍しい事ではない。勿論その逆も然り、である。そんな訳で今回中央日報共同通信の記事を引用して報道しているが、その内容にはツッコミ所が満載だった模様だ。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles/51c79135374ccbacdd04fccbf5e1546a3d7d1383

 

 


所謂徴用工問題に関連して、「差押えられた日本企業の資産の現金化を止める確約がなければ菅首相訪韓はあり得ない」と外務省幹部がコメントした、との事だが、仮に韓国がそれを確約した所でそもそも「信用ならない」のだから余り意味はないと言えるだろう。
 
所謂慰安婦問題でも文在寅は「最終的かつ不可逆的」に解決した、と合意した筈の慰安婦合意を事実上破棄した。そういう前科のある奴なだけに例え所謂徴用工問題で「差押えた日本企業の資産を現金化しない」と公式に確約しても「信用できる要素」などそもそも存在しない。そんな事を信じてまで現在韓国を訪問する意義が果たして何処まであるのだろうか?そういう意味では共同通信が伝えた外務省幹部のコメントそれ自体が発言が事実だとしても「実現可能性」と言う観点からは意味を為さないと言える。この様に韓国メディアが記事にした所でそれが「文在寅への牽制」となる可能性も低いと言えるだけにその様な観点からは意味がないと言えるだろう。
 
※それが韓国への対応の大前提。
 
それでも韓国メディアが記事にして、菅首相訪韓の可能性について論じるのは今年は日韓に支那を加えた3ヵ国首脳会談の議長国は韓国であり、当然開催国は韓国である事が関連しているのだろう。コロナ禍を理由に開催しなくても致し方ない状況なのは日本から見ても、また韓国から見ても明らかだが、それでもこの3ヵ国首脳会談の開催に韓国が拘るのは開催すれば必然的に「習近平訪韓」が実現する。それが理由なのではないだろうか?韓国からすれば「日支韓3ヵ国首脳会談」云々よりも「習近平訪韓実現」方が重要な意味を持つ、と言う事だ。
 
現状ではどの国も首脳の外遊どころではない事は明らかだが、それでも韓国からすれば「習近平訪韓」は大きな意味を持つのだろう。だが、習近平単独での訪韓実現の可能性は現状では低いので、3ヵ国首脳会談を口実にすれば実現の可能性が多少は出てくる、と言う読みなのだろう。しかし、その場合当然日本を無視出来ない。だから「菅首相訪韓の可能性」を論じる必要があるのだ。
 
※コロナ禍を理由に訪韓は拒否出来る。
 
先述した様にそもそもこの件限らず「韓国の確約」など最初から信用には値しない。差押えを即時無条件で解除し、韓国政府が賠償肩代わりを実行する事が唯一の解決策であり、必要なのは「その実行」である。それが為されてはじめて「菅首相訪韓の可能性」を論じる事が出来る。繰り返すが韓国の「確約」など最初から信用には値しないのだ。そういう意味では共同通信の記事からして事態を理解していない模様だが、それ故韓国メディアとしても記事にはしやすかったのだろう。そういう意味ではこの外務省幹部のコメントは韓国に「間違ったメッセージ」を送った結果を引き起こした、とも言える。外務省と言い、メディアと言い、そういう姿勢が韓国に間違ったメッセージを送り、日韓関係をより一層拗らせる、と言う認識は持っておくべきである。コイツ等には遠慮も配慮も要らない。いい加減日本側も認識を改めるべきである。

南北双方のウソが続出している射殺、遺体焼却事件

※真槍はどっちだ?
 
北朝鮮による韓国人射殺、遺体焼却事件、北朝鮮金正恩名義の謝罪文を韓国に送ったが、どうやらその謝罪文には「嘘が含まれていた」らしい。そして同時に韓国側も国民に虚偽説明をしていた疑惑が出てきている。どうやら北も南も「嘘つき」の民族根性丸出しらしい。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles/f465d0d6bd2f722922dd9b6e091c759b309811d4

 

 

 
韓国軍はこの件での北朝鮮軍のやり取りを傍受していたらしい。それによると現場責任者が上層部の出した指示を確認する場面があったのだと言う。それが事実なら北朝鮮は謝罪文で「現場責任者の独断」としていたのだが、これが嘘である証明になる。そして同時に金正恩名義の謝罪文を出しておきながらこの様な嘘を平気で言うのだから「北朝鮮の誠意」などたかが知れているが、それでも文在寅はこの謝罪文を評価していた。滑稽なものである。
 
だが、同時に韓国側もこの報道が事実であればほぼリアルタイムで状況を把握しておきながら何ら手を打てなかった事になる。で、あれば当然批判の対象になるからか、「事件のあった正確な位置を特定するのに時間がかかっていた」とか「『射殺』と言う表現については聞いていない」等と歯切れの悪い釈明が飛び出している。南北政府双方も、そしてこの報道も含めてどれが真実なのか全く不明な様相を呈している。
 
元々コイツ等は「根っからの嘘吐き」なので信用に値しない事は確かだが、これでは真相に迫る事もままならない。犠牲になった男性は「北朝鮮への亡命意思があった」と言われているが、それすら怪しい。この男性には真偽は不明だが、かなりの借金があった、とも言われており、そうであれば「亡命意思」と言うより「逃亡意思」である可能性も出てくる。また、この男性が北朝鮮発見された際の状況では北朝鮮によれば80m程の距離があったと言う。この距離で射殺する事は不可能ではないだろうが、正確な問答が出来たか?と言われればかなり怪しい。少なくとも男性の声が北朝鮮軍に正確に届いていたかどうかは相当に怪しいと言えるだろう。従って北朝鮮は文字通りの「問答無用」でこの男性を誰が指示したかはさておき、射殺した可能性も出てくる。
 
いずれにしてもこの件での文在寅の対応は不自然な点が多く、奴の政治生命に関わる可能性すらある。恐らくこの件では更に続報が出てくるだろうから、現状で判断するのは時期尚早だが、これから南北双方の「更なる嘘」が出てくる可能性は高いだろう。そういう意味でもこの件からは目を離せない。

文在寅の「空白の14時間」

※さぁ、説明責任。
 
かつて韓国中を震撼させたセウォル号沈没事故の際、当時大統領だった朴槿恵の動向が一時不明となり「空白の7時間」等と言って大騒ぎになり、批判の対象になった。また、これに関する「噂」を書いた当時の産経ソウル支局長が刑事訴追された事も御記憶の読者様も多いであろう。
 
この様な一大事の時に韓国大統領の動向が一時的に不明になるのは「御約束」らしく、北朝鮮による韓国人射殺、遺体焼却事件前後の文在寅の動向についても「不明」となっており、メディアが取り上げ、新たな火種のフラグ立っている状況の模様だ。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles/27d2c6084030f34da9c760313ab9ff7a485d601a?page=1

 

 


この事件、文在寅22日午後6時36分に(青瓦台の参謀たちが仕事をする)与民館の執務室で、「当該公務員が海で行方不明になった後、北朝鮮側に発見された」という内容の書面報告を受けたそうだが、文在寅が官邸で「北朝鮮が当該公務員を銃殺した後、遺体を焼却したものと見られる」という内容の青瓦台秘書室長・安保室長による対面報告を受けたのはそれから14時間後の23日午前8時30分だったと言う。しかし、22日午後10時30分、国防部は「北朝鮮軍が22日午後9時40分に当該公務員を銃殺した後、遺体を焼却した」という情報を入手して青瓦台に報告し、青瓦台では深夜の緊急関係長官会議まで開かれていたのだが、肝心の文在寅のこの間の動向が不明なのだそうだ。少なくとも発生時点で「大統領に報告すべき案件」と認識されていた事は確実で、また、何が発生したのか?についても韓国軍はかなりの速度で状況の把握が出来ていた。しかし、肝心の文在寅への報告だけが何故か遅れている。どう考えてもこの流れは不自然である。
 
※余りにも露骨に、な。
 
この間の文在寅の動向は明らかになっていない。ただ、この範疇に含まれる23日午前1時26分には北朝鮮との「終戦宣言」を強調する文在寅の国連総会ビデオ基調講演が全世界に放送された。そこで挙がっている疑惑として
 
文在寅の国連での演説を優先して報告を敢えて遅らせた
 
と言うのが取り沙汰されている。
 
状況証拠としては「その通り」と受け取られても仕方ない材料しかない。しかもその内容は朝鮮戦争終戦宣言、と言う北朝鮮への呼び掛けが含まれており、それ故にこの件で対応で北朝鮮刺激したくない、と言う対応であった、と言う意味になる。
 
で、あればコイツ等は自国民の人命より北朝鮮との関係を優先した訳だ。外道も外道であり、説明責任は当然付いて回る。既に行われている釈明はいずれも歯切れが悪い。結局コイツも朴槿恵と同様、若しくはそれ以上の事をしているに過ぎない。しかも思想が左に寄っているだけに一層質が悪い。やはりコイツを大統領にした事それ自体が「根本的な間違い」だったとしか言い様はない。
 
こんな疑惑が出る様では文在寅の支持率は一気に低下して、政権がレームダック化しても不思議はない。それだけの爆弾が放たれたと言っても過言ではないだろう。文在寅この件でどう国民を納得させるのか?見物である。

韓国の良識は与党の愚挙を止められるか?

※何考えている?
 
北朝鮮による韓国人射殺、遺体焼却事件で韓国人の怒りが収まらない内に韓国与党は国会に「朝鮮戦争終戦宣言要求」「北朝鮮個別観光要求」の決議案を提出、野党の猛反発を受けて韓国国会が大荒れの展開となっている模様だ。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c86cca7e4846b9746589fd99177b01b96535ef1

 

 


この件に関しては野党の言い分がもっともであろう。事件がまともな解決を見せていないのにこんな内容の決議案を提出するのは狂気の沙汰以外の何物でもない。が、それ以前の問題を抱えている。
 
朝鮮戦争終戦宣言、と言ってもそもそも韓国は朝鮮戦争停戦の当事者ではない。停戦協定は国連軍と北朝鮮支那との間に締結されたもので韓国は署名すらしていない。当事者でもないのに何を言っているのやら?である。また、北朝鮮への個別観光は実現した所で国連による北朝鮮制裁に抵触する可能性が高いし、そもそも北朝鮮観光収入を与える時点でアメリカは絶対に許可しないだろう。そのリスクを抱えてでも推進する度胸があるのだろうか?
 
いずれにしてもそういう理由でこの決議案は仮に採決されても実効性は殆ど期待出来ないが、それでも国民感情を無視してこんな愚行を推進するつもりなのだろうか?韓国では「国民感情」こそが憲法以上の存在ではなかったのだろうか?
 
こんな愚劣な所業を見ても韓国人の目が覚めないのであれば文在寅による毒牙は相当根強く韓国人に浸透してしまった事になる。後任が誰であれ、その弊害を克服するのは容易ではない。更正を期待する方が根本的に間違っているのだと言っても過言ではない。そういうレベルにまで韓国は堕ちてしまっているのだ。文在寅の罪は大きい。
 
これだけでも韓国を見捨てる理由としては十分だが、野党や韓国国民まだ良識が残っているのは僅かな救いである。その良識がこの愚挙を止められるか?韓国の良識が問われる一件であると言える。

ある意味では韓国は「極めて重要な隣国」である。

※「ある意味」では確かに韓国は「極めて重要な隣国」なのだが…
 
菅首相が就任し、それを韓国は関係改善の機会だと解釈している。最初から「安倍政権の路線を継承」すると明言している相手に自分達の望む譲歩を期待する方がそもそもの間違いではあるが、それでも電話首脳会談行われ、菅首相はそこで
 
「韓国は極めて重要な隣国」
 
と表現したのだと言う。勿論その表現を額面通りに受け取れないのは日韓双方のメディアでも共通の認識である模様で、以下の記事の様に韓国メディアもその解釈が気になる模様だ。
 
 
「韓国は極めて重要な隣国」
 
と言う表現を基本的には「社交辞令」、実務的な意味では「北朝鮮関連での案件について」と、受け止められている。現在の日韓関係悪化は国際法や国としての約束を守らない韓国側に原因がある事は明白で、それを覆す事は韓国政府はおろか、どこのメディアにも出来ていない。従ってこの点で日本の譲歩を期待する方が根本的に間違っている訳で、首相が代わろうがその点に変更はない。そそういう明々白々な事を韓国側が理解しない事がどうかしているのであって、そんな相手を特別視したり重要視する理由など最初からない。それどころか
 
文在寅と長く喋っていても仕方ない」
 
と言うのが日本政府としての本音なのだろう。で、あれば菅首相の発言が社交辞令レベルである事は疑いの余地はない。
韓国側が日韓関係の改善を真に望むのであれば妙な幻想を持たずにこの原則にどう向き合うのか明確な論調を示さなければ記事そのものに意味がない。日本のメディアの記事を引用するのは自由だが、そうした所で原則は変わらない。そして韓国の対応は「日本が国際法を遵守する」姿勢を国際社会に示すのに格好の材料となっている。韓国への毅然とした対応こそが「安倍政権の路線を継承」する象徴と言う事でもある。そういう意味では「極めて重要」と韓国を評しても差し支えない。そういう意味が含まれているのであれば相当な皮肉だとも言えるが、そういう意味で菅首相が言ったのであれば菅首相は安倍前首相より韓国にとっては手強い相手になる。韓国はその点も理解しておくべきである。

文在寅は外交の反面教師だ

※やる事なす事裏目ばかり。
 
北朝鮮による韓国人射殺、遺体焼却事件は「金正恩名義の謝罪文」と言う異例の展開となったが、やはり、と言うべきか、韓国人の怒りはそんな程度では収まらなかった模様だ。こういう時に国民の気持ちを代弁出来ない文在寅にその矛先は向かっている。
 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200926-00080017-chosun-kr

 

 


文在寅の異様なまでの北朝鮮への従属ぶりを見れば記事で紹介されている様な批判は当然である。どの国であれ政治のトップとして自国民の安全を守るのは当然であり、それを疎かにする者はこういう結果になるのだ。
 
この様な反応を見るとこれが原因で文在寅の支持率が急落するであろう事は容易に予測出来る。今までも何度か支持率が急落したものの、その度に持ち直して来たが、今回ばかりはそうもいかない可能性がある。こんなのを大統領にしたのは他ならぬ韓国人であり、そのツケは自分達払うよりないが、その愚劣さに気付くきっかけがこの事件だったと言うのであれば代償は余りに大きすぎるし、時期的にも余りにも遅い。
 
韓国大統領は「支持率低下→反日激化」と言うのは御約束の行動パターンであり、悪い意味で定着化しているが、コイツの場合、カードを出し尽くした感がある。だが後先考えなければ出来る事は何でもあり得る訳で、停滞している徴用工関連での「差押え資産現金化」と言った暴挙で国民の支持を回復しようと目論んでも不思議はない。そういう意味では日本も無関係、とは言えず、警戒を怠らずに成り行きを注視しなくてはならないだろう。
 
日本の首相が誰であれ、こんな国が隣国にある事、そしてその中でもここまで愚劣な人物が大統領になってしまった事はそれだけで日本にとっては不幸な事だ。だが、これらは日本の力ではどうにもならない。そんな相手であっても向き合うよりないのだ。少なくともコイツの真似だけはしてはならない事は誰の目から見ても明らかであろう。菅首相外交デビューが注目されているが、コイツは格好の反面教師である。決して真似だけはしてはならない。それだけは強く願いたいものである。
 
 

盗人猛々しい北朝鮮の金正恩名義の謝罪文

※絶対に何か裏がある。
 
北朝鮮による韓国人射殺、遺体焼却事件が意外な展開を見せた。北朝鮮が事実を認め、韓国に対して「金正恩が謝罪」する文書を通知してきたのだ。これまでの北朝鮮からすれば考え難い対応である。一体何があったのだろうか?
 
 
警備を担当する北朝鮮の軍部隊が22日、男性発見の一報を受けて出動、80メートルまで接近して身元の確認を求めたが、明確な答えが得られず空砲を撃ったところ、驚いた男性が逃げるそぶりを見せたため行動準則に従って射撃したという。その後現場に接近したが男性が乗っていた浮遊物に大量の血痕を確認したものの男性は見当たらず、浮遊物だけを防疫規則に従って燃やした〉
 
北南間の信頼と尊重の関係が崩れないよう、必要な安全対策を講じる〉
 
文在寅大統領と南の同胞たちを大きく失望させたことに対し、非常に申し訳なく思う〉
 
等と書かれていたのだと言うが、この時点で韓国政府の説明との矛盾があり、また、ツッコミ所も発生している。
 
※事件の概況。
 
韓国によればこの射殺され、遺体を焼却された男性は「北朝鮮へ渡りたい」意思があり、海上で自身が乗っていた船を放棄して救命胴衣を付けて北朝鮮側へ泳いで行ったと言う。事故等の類ではなく、「自らの意思で」北朝鮮へ渡った訳だ。で、あれば北朝鮮側に発見されればその意思を明確に伝える、と考えるのが自然であろう。勿論救命胴衣一つで泳いで行ったのであればこの時点で体力を消耗し、疲労困憊してまともな応答が出来ない、と言う事も考えられるが、そうであれば威嚇射撃をされても逃げ出す事もままならない訳で、北朝鮮の説明は韓国側のこれまでの発表と整合しない。
 
また、撃った弾が男性に命中した事は認めても「その所有物だけを焼却した」として男性の遺体を焼却したとは認めていない。そして、この男性が死亡した事に対して「追悼」の意思を一切見せていない。韓国側のこの件に関する怒りのポイントは「北朝鮮へ渡った男性、それも非武装の民間人を射殺」「その上その遺体を焼却」した事なのだが、如何に金正恩名義の謝罪文とは言え、その肝心な点を見事なまでに回避している。違和感が生じるのは当然の事であろう。
 
※そういう事だ。
 
北朝鮮の流儀で言えば「金正恩が謝罪」と言うのは異例中の異例、それが「最大級の誠意」となる。その最大のカードを切る事で第一に韓国の、そしてこの事件を報じる国際社会の批判を回避する事が最大の目的である事は疑いの余地はない。北朝鮮でなくても自国領に不意に入ってきた人間を警戒する事は当然である。事件をあくまで「その範疇で起きた事」とする狙いがあるのだろう。また、北朝鮮では絶対者である金正恩名義とする事で事態を沈静化させる狙いがあるのも明白だが、その手は既に通用しない事は証明済みだ。だが北朝鮮はそれを理解していない。拉致問題金正日は訪朝した小泉純一郎に謝罪して問題の幕引きを謀ったが、勿論それだけで済む筈がない。拉致問題は「被害者全員即時無条件での帰還」があって「初めて解決」なのだが、北朝鮮はその意味を理解していない。今回も同じ手口を用いただけだ。日本はそんな手には乗らなかったが、韓国はどうするのか?こんな文書一つで文在寅が矛を収める様では北朝鮮を「却って図に乗せる」結果にしかならないが、奴はそんな事も判らない外交音痴なのか?それとも単なるヘタレなのか?どちらにせよ、この文書一つで韓国が強硬対応を転換するのではそういう謗りは免れないし、世界に恥を晒す事になる。そういう意味では北朝鮮の方が事件を発生させた「加害者」であるにも関わらず、既に解決に向けた主導権を握っている事になる。「盗人猛々しい」とはまさにこの事だが、それに気付かない程韓国はマヌケばかりなのだろうか?
 
要するに北朝鮮は敢えて金正恩の名前を出す事で韓国を「試している」のだ。民間人射殺、遺体焼却事件に止まらず、韓国が「支那北朝鮮サイド」に付くのか否か?と言う所までだ。これで文在寅が矛を収めて再び北朝鮮への融和姿勢を維持するならこれ程操り易い相手はそうそう居ない。あらゆる意味で北朝鮮とって最高の「時間稼ぎ」材料となるが、ここで文在寅北朝鮮への融和姿勢を打ち切り、アメリカと同調する道を選ぶのであれば北朝鮮としても最大級の警戒をする事になるだろう。尤も北朝鮮は「文在寅は矛を収める」と読んでこの様な対応をした事は間違いないだろう。そういう意味では北朝鮮の方が文在寅より常に一枚上手である。こうなっては他国に韓国をフォローする事は出来ない。それもこれも文在寅の愚劣さが生んだ結果である。韓国人は阿呆なトップを選んだ代償を払う羽目になった訳だが、それが一人の人命、と言うのでは余りに重すぎる。少なくとも同じ過ちだけは繰り返してはならないし、それは日本にも言える事なのである。トップをキチンと選ぶ事は民主主義において国民の義務同然である。