韓国が折れてGSOMIA破棄撤回

 
※結局ヘタれたか、文在寅
 
23日午前0時失効する予定だった日韓GSOMIAは、韓国政府が
 
「終了通知の効力停止」
 
決定した事で当面失効は回避される事になった。意外と言えば意外な結末である。
 
文在寅は大統領選挙における公約で「GSOMIA破棄」打ち出していたと言う。また支那北朝鮮も「GSOMIA破棄」韓国に要求していた。と、なればそれら「レッドチーム」にベッタリの文在寅なだけに「破棄は規定路線」で日本の輸出管理体制強化は「その口実に過ぎない」と不肖筆者は見ていた。
 
韓国政府がこの様な決断に至った経緯は色々あるのだろうが、「確実に言える事」としてはこの一件、
 
「韓国の完全な外交的敗北」
 
だと言う事であろう。
 
 
韓国政府の発表のポイントとして
 
「GSOMIAは韓国政府の匙加減一つで何時でも破棄出来る」
「日本の輸出管理体制強化についての対話を行い、その間はWTO提訴の手続きを停止する」
 
と言う点が挙げられる。前日までは
 
※一日で大幅な後退。
 
と、国会で答弁していただけに僅か1日で「大幅な後退」である。
 
韓国政府としては「延長決定」ではなく、「破棄の一時停止」であってその判断は韓国政府がする、と言う事で「一定の面子を保った」と国内向けには言えるのかも知れないが、最も求めていた
 
「日本の輸出管理体制強化措置の撤回」
 
には繋がらない。一応「協議を行う」事では日韓は一致したと言えるが、協議したからと言って日本が措置を撤回する保証など何処にもないし、「GSOMIA破棄」を交渉カードに使う手段は既に「失敗」したのだから韓国が日本を揺さぶる「カード」は「もう存在しない」と言える。「問題を話し合いで解決する」事は当然だが、韓国が望む結果を得るには
 
「日本の言っている事」
 
に真摯に回答する必要がある。それは
 
「韓国が国際法や国同士の約束を遵守する保証」
 
なのだが、ここまで信用を失っている状況下で韓国はどうやって「日本の信頼」を取り戻すのか?半端な答えでは日本が納得する事はないし、それ以前にそういう状況となっている時点で「協議は日本の土俵で行う」に等しい。韓国が得た「GSOMIA破棄決定の匙加減」など「有名無実そのもの」であって交渉材料にさえならない。つまり
 
「GSOMIAの存続と輸出管理体制強化は別問題」
 
と認めた(または認めさせられた)訳で、これまでの韓国政府の主張が根底から否定された、と言う意味でもある。
 
その背景にはアメリカの圧力が相当に働いたのだろう。だがその背景云々より、
 
「韓国が折れた」
 
事の意味の方が重要である。安倍首相の対応が正解だったと言う証でもある。韓国にはこの様に妥協しない事が重要だ。「ポスト安倍」が誰であれ、韓国への安易な妥協禁物である。