漸く明らかになった習近平の動向

※対応が遅かった事は否めない。
 
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない支那において習近平の動向が初めて明らかになった。どう見ても対応は「遅い」と言わざるを得ない。
 
 
 
※根拠なき自信。
 
新型コロナウイルスの発生が確認されたのは昨年12月8日。具体的な対応が確認されたのはそこから3週間近くが経過していた。そして国家トップの習近平の指示が確認出来るのはそこからさらに3週間。そして本人の視察が行われたのは事態発生から2ヶ月も経っていた訳で、事態の大きさを考えれば対応は「遅すぎる」と言うよりない。習近平
 
「我々は自信を持つべきだ。必ず克服出来る」
 
と言った様だが、その前に全世界に
 
「対応の遅れ感染拡大を招いた不手際を詫びる」
 
べきではないのか?最大限好意的に解釈するとしてもそれは
 
新型コロナウイルスの発生が支那であった」
 
と言う事が「致し方ない」と言う部分だけであり、そもそもその原因も
 
「通常人間の食生活にない野生動物を食用にする」
 
と言う所にあると言うのだからそういう点を根本から改善しなければ
 
「再発防止策」
 
とは言えまい。
 
※その前に失態を世界に詫びるべきでは?
 
支那ではSNS等で政府の対応の不手際を批判する声が噴出していると言う。この国の場合、露骨な政権批判の投稿は削除されるどころか摘発対象にもなりかねないし、不都合な情報は隠蔽されるのが日常茶飯事だが、そういう対応で押さえ切れない程、今回の新型コロナウイルス対応で支那政府の対応に不満が高まっているのだろう。習近平は「事態を重く見て自ら動いた」と言うより「焙り出された」と言う方が正確な表現なのかも知れない。
 
少なくとも支那政府が公表している被害に関する数字は「氷山の一角」に過ぎないと見て間違いないだろう。実際には公表されている数字の数倍、下手をすれば数十倍の感染者がいたとしても驚けない。そんな状況では習近平は「外交どころでない」事は明白であろう。呑気に外遊などしている場合ではない。日本政府もこの程度の事は察しているのだろうから、先手を打って
 
国賓招待を延期してウイルス対策を最優先」
 
させてやってはどうか?例え支那アメリカ同様「日本と価値観を共有出来る友好国」だと言う相当無理のある前提で考えても日本は世界2位の感染者数を出してしまっている。そんな目に遇わせた国のトップを現状で素直に歓迎出来るか?
 
支那人民の不満がこの件で高まって「政権打倒」に繋がる恐れがある、と指摘する声もある様だが、その引き金にすべく「習近平国賓招待」が機能するのであれば招待にも一考の余地はあると言える。この非常事態にそういう事を考えるのは「不謹慎」ではあるが、そういう事も考えたくなる様な習近平の失態、自らを「永遠の国家主席」にしたツケになるかも知れない。自身の身を自分で守るのは当然だが、習近平には事態収束の暁には日本にかけた迷惑のツケ払って貰わなくては割に合わない。