「支那共産党は人類の敵」と自ら証明する「国家安全維持法」
これが「自由と民主主義」と言う「人類普遍の価値観」の対極に位置する支那の実情である。これに反対しないのは「自由と民主主義」を否定する事と同じだ。要するに「自由や民主主義、人権」と言った要素を語る資格はない、と言う意味である。それらを完全否定するのがこの「国家安全維持法」である。「一国二制度」と言う支那独自のシステムの是非云々以前の問題として
「人権を踏みにじる要素は『国内問題』と言う概念で正当化出来ない」
と言う前提があるからこそ世界がこの一件に懸念を示していたのだ。理由はどうであれ、支那それを無視したのは「香港市民の人権弾圧」と言う一面も然ることながら「自由と民主主義」と言う「人類普遍の価値観」への挑戦、と言う意味もあるのだからこの法を作り出した支那共産党は
「人類の敵」
だと自ら証明したと断言して良い。
そんな事を仕出かした奴を「国賓」として招待するなど愚の骨頂良いところで、それは
「『日本として』自由と民主主義、人権と言う『人類普遍の価値観』を否定する」
事だ。今まで安倍首相が進めてきた外交路線を自ら全否定するに等しい。安倍首相の好き嫌い以上に少なくともこれだけの長期政権を担っておきながらその全てを否定する真似を自らしよう、と言うのは「狂気の沙汰」以外の何物でもない。「習近平の国賓来日」などこれで消滅したも同然であり、そうでなくてはならない。
また、この様な香港の状況を踏まえ、香港市民の中には「香港を脱出しよう」と言う人も出てくる可能性が高い。日本としてはそういう人を「難民」として受け入れるべきだ。日本は嘘か真か「難民認定に世界一厳しい」と言われるが、そうする事でそういうイメージを払拭する必要がある。口先だけで「遺憾」とか「懸念」とか言うだけが能ではない。そういう行動を実際に率先して示す事が必要であり、こうなった以上、それが世界が「香港に対してしなくてはならない事」なのである。日本政府の賢明な対応が求められる。