何処までも生温い日本の韓国への対応

※どこまでも素直ではない。
 
日韓がWTOで争い、日本が勝訴した「韓国による日本製バルブへの不当な反ダンピング関税」について韓国は漸く措置を撤回したらしい。但し、「自分達が勝訴」と嘘を吐いた手前、素直に確定判決には従わなかったのだが。
 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200819-00000061-kyodonews-int

 

 


この件の是正措置の期限は実は5月末だった。それが2ヶ月半以上遅れての実行だ。経産省は「誠実な履行とは言えず遺憾だ」等とコメントしたが、それだけで済ますとは生温い。韓国が「国際的な決まり事を守らない」事をもっと強調して厳しく批判すべきであった。
 
何故韓国の是正措置が遅れたのかと言うと、韓国側の主張に基づく「WTOルール上の課税措置の期限が満了した」と言う体裁を採ったからである。この一件はどう見ても「日本の勝訴」なのだが、それをあくまで「認めない」と言う姿勢を鮮明にした、と言う事だ。やはりコイツ等は「狂っている」としか言い様がない。国際法よりも「反日」が優先だと言うのだから。
 
こんな連中を真面目に相手にするだけ野暮である、と言う意見もあるだろうし、それはそれで正解なのだが、この様な対応に「遺憾砲」だけで済ます日本側の対応にも問題があると言えるだろう。結果的に措置は是正されたものの、韓国が「国際的なルール」を無視して「国際的に公式に却下された自国の論理」を優先した事は紛れもない事実であり、それを「なかった事」にする事はあってはならない。そういう対応をするからコイツ等は「国際法を無視する」のであって、本来なら6月から即座に対抗措置を発動すべきだったのだ。相変わらず韓国に甘い。
 
この問題とは別に韓国とは所謂徴用工問題での「韓国の国際法違反」が日韓の火種になっている。案件の内容がどうであれ、事の軽重を問わず「韓国が国際法を守らない」事に毅然とした対応をしなければ現在不当に差し押さえられている日本企業の資産が現金化されても「何だかんだ言っても日本は強力な対抗措置には踏み切らない」等と甘く見られる原因にもなりかねない。これらの問題ともそういう意味ではリンクしていると言えるだけに韓国に「国際法を守らないとそれなりの制裁を行う」と言うメッセージ送る機会を逸した、と言う形になる。その意味ではここで生温い対応をしたのは日本の失策だとも言える。
 
コイツ等には温情など必要はない。文字通りの「規定通りの対応」をして「決まり事を守る」事を身を以て理解させる以外の選択肢はないのだ。所謂徴用工問題で韓国の好き放題にさせては「その時点で負け」である。政府はその意味を判っているのか?事が何であれ、韓国を「甘やかす」対応はそれ自体が「間違い」なのである。その原則を徹底して同じ過ちを繰り返さない様にしなければならない。政府がそうする事を強く望む。