分断を加速させる結果を生むバイデンの大統領就任

※このまますんなり事は進まない。
 
カオス状況からの脱却が見えないアメリカ大統領選挙、ロイターの報道によれば共和党支持者の半数が
 
「バイデンは不正選挙で『勝利を盗んだ』」
 
と考えているらしい。で、あればそのまますんなり事は進まない事は確実であろう。
 
 

 

 

 
バイデンはトランプ大統領が「アメリカを分断した」と批判し、その修復を訴えてきた。だが、これではバイデンがすんなり大統領に就任した所でそれを認めない一定以上の勢力が存在する事は確実で、バイデンの元でアメリカが一つに纏まる展開は考えにくい。また、まだ結果の出ていない上院議員選挙の最終結果次第ではバイデンはスタートと同時にレームダック、なんて最悪のスタートもあり得る訳で、このままバイデンが通常の流れで大統領に就任するシナリオは考えにくい。また、選挙で「不正があったか否か」についてはトランプ陣営の法廷闘争以外にも司法長官による捜査指示が出たり、

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1328883405837258753?s=19

 

 

と、問題になっているミシガン州をはじめ、選挙結果を州政府として公認していない。この認定がなければ選挙結果は公式のものとはならず、大統領選挙人は確定していない事になる。そういう意味では「次期大統領は内定していない」となる。

 

また、選挙で不正があったとしてもそれにバイデン陣営が何処まで関与していたか?は大きな焦点となる。陣営から逮捕者が出た、なんて情報も出ていたが、真偽は不明である。いずれにしても陣営が関与していた、と証明されれば例えバイデン本人が関与していなくてもバイデンが大統領に就任、と言う流れにはならない可能性が高いだろう。

 

また、トランプ大統領の主張は単なる負け惜しみや苦し紛れではなく、それなりに根拠がある、と見ている向きは浸透しつつある、と考える事も出来るだろう。今後新たな事実が判明するにつれてそう考える人が増えていく事は予想出来る。アメリカの分断はバイデンが大統領に就任した所で深まる一方なのだ。

 

結果はまだ予断許さない状況だが、仮に不正が実際に行われ、バイデン陣営が一部でも関与していた、となれば民主党は大きく信頼を失い、結党以来最大の危機を迎えるかも知れない。このダメージがある限り民主党は誰を候補にしても大統領選挙で勝てない、と言うレベルのダメージとなるだろう。それ程の大事なのだが、「トランプ敗北」が至上命題のメディアにはそういう意識は皆無の様だ。「メディアの信頼性」も大きく問われる事態なのだが、コイツ等にそれだけの危機感があるのかどうか?この大統領選挙、アメリカだけでなく世界の民主主義の根幹に関わる重大なものなのである。関わる人にはそれだけの意識を持って関与して貰いたいものである。