バイデンは焦っているのか?

※決着はまだ付いていない。
 
混迷を深める一方のアメリカ大統領選挙、有利とされるバイデンは勝利宣言行ったが、相手のトランプ大統領が敗北宣言をしていない為、完全に勝者として振る舞う事が出来ない模様だ。それでもバイデンから出てくる言葉は自身が次期大統領である事を意識したものばかりだが、その裏にはバイデンの「焦り」がある様に思えるのは不肖筆者だけだろうか?
 
 
「われわれは一貫した方法で、政権、ホワイトハウスをまとめ、閣僚ポストを検討しながら前進していく。それを止めるものは何もない」
 
と強調し、トランプ大統領が敗北宣言をしないのは
 
「恥ずべきこと」
 
だと非難した。だが、実際には米司法長官が前日、先の大統領選での不正投票に関する「根拠のある主張」を調査するよう連邦検察に指示したりとトランプ大統領の主張する「不正疑惑」について具体的な動きが出始めている。また、先日も取り上げた様に宣誓供述書を提出して不正を告発する動きも実際に出ている。そしてそれは既に少なくとも234件にものぼる資料に纏められている。実際には1万件以上の事例を把握しているそうだが。

 

 

※事実ならまさに「紙爆弾」。
 
更にアメリカの法律上、大統領選挙人は州議会が最終的に認定する事で確定するが、トランプ大統領としては12月8日まで時間を稼いでそれをさせなければ選挙結果や不正の有無に関わらず「合法的に」逆転する可能性さえ残っている。一見勝者として振る舞っているバイデンだが、それら動きを完全に封殺する事は出来ず、それ故焦っているのだろう。メディアも同様で「バイデン当確」を既成事実化しようとする動きはそういうトランプ陣営の動きを意識したものとも受け取れる。
 
一連の不正があったとしてそれにどこまでバイデンや民主党が関わっているのか?も焦点となりそうだが、そうでなくても選挙に不正があればそれは当然無効票としてカウントされる事になる。そうなればバイデン勝ったとされる州でもトランプ大統領が逆転する目が強まる結果になる。州議会レベルで調査に乗り出した所もある模様で、それらをバイデン陣営が全て止め、現在発表されている結果通りに確定する可能性の方が低くなっている。バイデンも自身が「砂上の楼閣の上にいる」事をある程度は認識しているのだろう。だからこそトランプ大統領の敗北宣言を心待にしているのではないか?それさえあれば真実はどうあれアメリカではそれで事実上選挙結果が確定するのだから。
 
メディアはトランプ陣営がその主張の「根拠を示していない」等と言うが、裁判沙汰にする以上、先に何も考えず手の内を見せる阿呆はいない。近く宣言供述書が公開されると言うが、要するにバイデン陣営やメディアが反論出来ないだけの物を揃え、纏めたからこそそういう段階へ移行出来る様になった、と言う事なのだろう。この選挙、結果を論じるにはまだ早い。もう少し様子を見るのが賢明である事だけは確かな模様だ。