壊滅状態の日韓往来業界

釜山と日本を結ぶ船便、2018年には142万人以上の利用者がいたが、2019年は93万人、2020年は僅か6万人にまで落ち込んだと言う。この間韓国では「NO Japan」と称する日本製品ボイコット運動があった訳だが、コロナ禍抜きに考えても自業自得としか言い様はない。
 
釜山にはこの手の業者が6社あったそうだが、2社は既に廃業、残る4社も開店休業に等しい状態で言わば「業界全体が壊滅状態」と化している。しかもこの手の業者船舶以外に「資産」と言える様な物は持っていないのが現状らしく、「完全に詰んだ」に等しい状況だとも言えるだろう。
 
コロナ禍は韓国政府の責任とは言えない部分もあるが、「NO Japan」運動に関しては韓国が勝手にやり出した事なので「韓国の自業自得」としか言い様はない。それなりの支援が行われているものの、コロナ禍が収束し、かつ日韓関係が改善しなければどうにもならない現状に変わりはなく、前者はともかく、後者は韓国政府が動いてどうにかしなければならない事に変わりはない。
 
文在寅が自分の主張に拘る限り日本とまともな話し合いすら出来ないのが実情だが、このままではこれらの業者は全滅必至であろう。勿論日本の知った事ではないので何か日本がしてやる必要など皆無だが、文在寅は自分の愚かな主張に拘って一つの業界を絶滅させるつもりなのだろうか?であれば素晴らしい経済対策の実行者と言えるだろう。そこまでの結果を出す経済失政は中々お目にかかれるものではない。日本からすれば「韓国との往来手段が減る」と言う事である意味では歓迎すべき、と言う人も出るかも知れないが。
 
文在寅はこの様な実情を知ってどうするのか?その対応は見物であると言えるだろう。