釜山市長選挙の争点が「日韓海底トンネル」と言う愚

 

※こんなの要らない。
 
次期大統領選挙の前哨戦、と言う位置付けで韓国の与野党双方が「絶対落とせない選挙」としている釜山市長選挙、その争点の一つに「日韓海底トンネル建設」が浮上し、野党側の公約にこの構想が盛り込まれた。勿論反対運動が起きる結果になっている。
 

 

 

日韓海底トンネルとは冒頭の画像の様に日本と韓国を海底トンネルで結ぼう、と言う計画である。計画そのものは戦前からあり、実際に建設の為の調査も行われたそうなのだが、戦争で立ち消えとなった経緯がある。
 
その計画があった事を知ってか今度は韓国側から提唱される様になった。最初に言及した韓国大統領は盧泰愚だそうで、彼は日本統治時代を知っていて、日本語も堪能だったと言うから何らかの手段でこの事を知っていて、それを逆提案したのかも知れない。以降、歴代大統領が左右関係なく言及している例がある事から、韓国側にはこの構想に伴う狙いや想定しているメリットがあるのだろう。
 
野党側がこれを市長選挙の公約に掲げ、与党側は「親日行為」として非難している構図だが、野党側は「それを親日と言うなら金大中盧武鉉(共にこの構想に言及)も親日か?」等と反論している模様で、結局安定の「親日反日論争」へ落ち着いている。
 
尤もこれに関しては皮肉な事に「水と油」だとしか思えない日本の保守と韓国の革新が「不要」と言う点で一致している。明らかな同床異夢だが、それと判っていてもこんな計画等絶対に要らない。
 
戦前の日本でこの様な計画が持ち上がったのは言うまでもなく朝鮮半島統治を円滑に行う為だ。現在では朝鮮半島は日本の領土ではないので、此方からそんな代物を作ろう等と考える理由はない。一方韓国からすれば「日本に行きやすくなる」と言うメリットが考えられる。コロナ禍抜きにして考えるとしても「観光客増大」等と手放しで喜ぶのは甘い。韓国はかつて日本にテロ工作をしようとした経緯があるのだ。しかもその途上で死亡した人間を「国家の為に命を捧げた」として顕彰している様な国だ。こんな相手に島国としての門戸を開く事が根本的に間違っている事は論を待たない。
 
また、仮にこの構想を実現するとしてもそれは国家同士の合意による一大プロジェクトとなるのは必然で、地元だからと言って一首長の一存でどうこう出来るレベルの話ではない。韓国内でさえ意見の集約が出来ていないのにどうやって実現させると言うのか?釜山市長として大統領に働きかければ公約達成、とでも言うつもりなのか?それで済むなら公約自体完全に有権者を舐めているとしか言い様はない。コイツ等の政治レベルを疑うよりない。
 
いずれにしても日本としてはこんなの要らない、と言う事は明白で国民一丸となってそれに向かって声を上げるべきなのは論を待たない。コイツの建設など「究極の売国行為」に等しい。そうならない様に国民が政治に目を光らせておかなくてはならない。