この期に及んでも二枚舌外交の文在寅
韓国の国家安保室長が訪米したが、アメリカからは「クアッド」参加を要求されたと言う。それに対して韓国側は
「基本的に同意するが我々の立場をわかって欲しい」
等と未だに煮え切らない対応に終止し、逆に米朝対話を求めたと言う。しかし、アメリカはそれを拒否、また記事によれば韓国側の求めた米韓首脳会談の日程確定には明確な回答はせず、北朝鮮の人権問題に対する立場の違いが浮き彫りになるなど、交渉に成果はなかった模様だ。
それだけでも韓国の外交失敗なのは明らかだが、その米韓会談とほぼ同時に支那で支韓外相会談が行われていたのだと言う。アメリカと支那共に韓国の自国陣営への取り込みを図ったと言うべきか?それとも韓国がこの期に及んでも「アメリカと支那の両天秤」を謀ったと言うべきか?いずれにしてもこの一連の外交に「成果がなかった」事に変わりはない。
この手の両天秤は文在寅に限った事ではない「韓国の悪しき外交慣習」なので文在寅の責任、と言う訳ではなさそうだが、国際情勢は大きく変貌しており、それまでの主張でどうにかなる次元ではなくなっている。そういう変化に対応出来ない時点で問題なのは論を待たず、韓国が求める様な結果にならない事だけは確かであろう。相手に「自分達の立場を理解して貰う」前にそういう変化に「自分達が対応出来るかどうか」が問題なのであって、それが出来ないのでは外交で生き残れないのは容易に推察出来るだろう。「外交の天才」の外交センスがこの程度だと言うのだから「臍で茶が沸く」レベルなのは言うまでもない。
ここまで見事な外交失態が明らかになれば今後の焦点は
と言う事になるだろう。そうなれば韓国の外交方針も転換せざるを得なくなるが、そうなってから気付いても手遅れだし、そうなった場合、先に見切った側は「韓国が敵に回っても勝算がある」事を意味する。要するに韓国は「負け犬に付く」事を余儀なくされる訳だ。その意味が判っているのか?韓国の将来はどの道「ない」に等しい。