虻蜂取らずの韓国外交
かつて文在寅は支那に上記の画像の様な「三不の誓い」を立てた。GSOMIAはここで言う「日米韓軍事協力の象徴」と言うなら少なくとも支那にとっては好ましい存在ではない。当然「破棄されるもの」と期待していたのだろうが、その期待は寸前で裏切られたに等しい。直接関係がある、と言う立場ではないものの、そんなGSOMIA「結局は維持」する以上、支那からすれば
「韓国に裏切られた」
として腹を立てているのだろう。筋違い、と言えばそこまでだが、この国にそういう論理は通用しない。このタイミングでの王毅の韓国訪問、となればその件を持ち出してくるのは必至であろう。文在寅の対応は見物である。
志向するが、経済や文化面ならそれが可能だとしても安全保障となると
「敵味方がハッキリ分かれる」
側面がある為、
「どっち付かず」
とはいかない。GSOMIA破棄の是非の様に
決断を迫られる事は数多いし、これからも必ず発生する。今回早速支那の機嫌を損ねた訳だが、この場を乗り切れたとしても同様の場面は何度でも起こる。従って会談結果に関わらず
「韓国の志向する結果」
にならない事は確実である。
そもそも韓国が言う
と言う発想が根底から間違っているからこの様な事になる。韓国にアメリカと支那、どちらから見ても「一目置かれる」実力がある訳でもなければ、「中立」を貫ける実力がある訳でもない。要するに「それを行う実力がない」にも関わらず「口だけ達者」だからこの様な事態となる。しかもそれを理解していない。その結果がコレなのだ。
「天秤にかけられる」
状況ではなく、逆に
「相反する立場双方から踏み絵を迫られる」