虻蜂取らずの韓国外交

※外交では「泣きっ面に蜂」。
 
支那外相王毅が韓国を訪問するそうだが、その実態は
 
「脅迫外交」
 
となる模様だ。韓国はコレにどう対応するつもりなのだろうか?
 
 
※GSOMIA破棄凍結はコレに違反する、と見なされたのか。
 
かつて文在寅支那に上記の画像の様な「三不の誓い」を立てた。GSOMIAはここで言う「日米韓軍事協力の象徴」と言うなら少なくとも支那にとっては好ましい存在ではない。当然「破棄されるもの」と期待していたのだろうが、その期待は寸前で裏切られたに等しい。直接関係がある、と言う立場ではないものの、そんなGSOMIA「結局は維持」する以上、支那からすれば
 
「韓国に裏切られた」
 
として腹を立てているのだろう。筋違い、と言えばそこまでだが、この国にそういう論理は通用しない。このタイミングでの王毅の韓国訪問、となればその件を持ち出してくるのは必至であろう。文在寅の対応は見物である。
 
前任の朴槿恵もそうだったが、韓国は安全保障はアメリカに依存しつつも支那の影響力無視出来ない、と言うか「宗主国」同然に接している。従って
 
アメリカと支那を天秤にかける外交」
 
志向するが、経済や文化面ならそれが可能だとしても安全保障となると
 
「敵味方がハッキリ分かれる」
 
側面がある為、
 
「どっち付かず」
 
とはいかない。GSOMIA破棄の是非の様に
 
アメリカと支那、どちらかの機嫌を損ねる」
 
決断を迫られる事は数多いし、これからも必ず発生する。今回早速支那の機嫌を損ねた訳だが、この場を乗り切れたとしても同様の場面は何度でも起こる。従って会談結果に関わらず
 
「韓国の志向する結果」
 
にならない事は確実である。
 
そもそも韓国が言う
 
アメリカと支那を天秤にかけて自国の国益を追求する」
 
と言う発想が根底から間違っているからこの様な事になる。韓国にアメリカと支那、どちらから見ても「一目置かれる」実力がある訳でもなければ、「中立」を貫ける実力がある訳でもない。要するに「それを行う実力がない」にも関わらず「口だけ達者」だからこの様な事態となる。しかもそれを理解していない。その結果がコレなのだ。
 
「GSOMIA破棄凍結」は支那から「アメリカ陣営入り」と見なされ、逆に在韓米軍駐留経費増額を拒否すれば「支那陣営入り」とアメリカに見なされる。既に
 
「天秤にかけられる」
 
状況ではなく、逆に
 
「相反する立場双方から踏み絵を迫られる」
 
最悪の事態となっているのが韓国外交の実状である。実力に見合わない理想を掲げるからこの様な事になる。勿論アメリカからも支那からも「信頼」は得られない。それどころか「その場しのぎ」ばかりで得られるのは「相手の不信感」だけであろう。韓国にはお似合いの末路だが、そんな事も理解出来ない、予測出来ないのは「三流」の証である。文在寅の「外交の天才」ぶりの見せ所である。