異常な韓国の外交感覚

 

※トップがアホなら部下もアホ。
 
韓国国立外交院院長の金峻享とか言うのがラジオ番組に出演して先のG7で
 
「(略式の)日韓首脳会談を日本が一方的にキャンセルした」
 
と韓国が主張している件で日本批判を行ったが、見当違いも甚だしいレベルの愚劣な代物だった。外交院長と言う肩書のある人物からしてコレなのだから韓国の外交レベルの幼稚さは推して知るべし、である。
 

 

 

韓国の言い分では略式会談であった為、「約束した事を中止しても約束しなかったと話せる雰囲気」だと言うのはこの金峻享自身が認めている事である。それなら一々目くじら立てて批判する様な事ではなかろう。仮にその通りであるならここは一つ貸しを作った形にして次に日韓首脳が出席する国際会議で首脳会談を申し込めば日本も断り難くなる。それが賢明な判断と言うものだが、韓国の外交関係者にはそういう発想はなかったらしい。
 
それどころか実際には実務者レベルでの事前協議は行われていたらしいのだが、その場で日本側は
 
「アドリブソファに誘う様な真似は止めてくれ」
 
と、韓国側に通告していたのだと言う。安倍前首相に対して行った様な
 
「着席して会話→無断で写真撮影→(略式で)会談したと発表」
 
と言う行為を指しているのは言うまでもない。
 
更に菅首相はサミットに向けて出発した際、韓国語の通訳を随行させていなかったと言う。例え略式でも向こうで文在寅とどういう形式であれ会談する前提がないからこその措置である事は疑いの余地はない。不意の遭遇があっても英語を介して置けばどうにでもなる。
 
菅首相は韓国語の通訳を随行させていなかった」
 
それが答えである。
 
そして金峻享の外交感覚の異常性は
 
「日本は3つの先決条件を常に前に出してきた」
 
として
 
「1965年(の条約)をそのまま受け入れろ、慰安婦合意をそのまま受け入れろ、強制徴用で後退しろというこの3種類、これは完全に屈服を要求する極めて外交的無礼だ」
 
等と抜かしている事である。
 
日韓請求権協定は国際法上の拘束力があるので日韓両国は当然その内容に拘束される。慰安婦合意は法的拘束力はないものの、「正式な国家間合意」であり、それは文在寅も認めている事である。更に合意を世界中のメディアの前で発表して、日本はその合意の義務を履行済みの為、韓国が一方的に合意を破棄したり、義務を果たさなければ道義的には韓国に非があるとしか受け止められない。所謂徴用工関連の話は日韓請求権協定によって国際法上拘束される以上、当然の帰結である。要するに日本は
 
国際法及び国家間合意を遵守しろ」
 
と、韓国に言っているに過ぎない。それは不当でも何でもなく、当然の話であり、正論以外の何物でもないのだが、金峻享は韓国国立外交院院長でありながらそれが理解出来ていない、と言う事を自ら証明したと言うだけの事だ。単なる阿呆でしかないし、その程度の外交感覚で外交など出来る筈もない。文在寅の外交ブレーンにはこんな程度の奴等しかいない、となれば「外交の天災」ぶりも納得である。と、言うかこんな程度の奴等を相手に「外交交渉を行う」と言う行為が根底から間違っている。
 
金峻享は
 
「誰が見ても、韓国は話をしよう、会おうと言っているが、日本がそのような難しい条件を、韓国にただ降伏を前提にする条件を前に出すというのは、韓国にとって外交的に決して不利でない」
 
「日本がそのような部分でこうした前提条件を解決することが重要だと考える」
 
等とも抜かしていたらしいが、
 
「日本に対して国際法や合意を遵守する=日本への外交的降伏」
 
と、考えている限り「話をしよう」等と幾ら言っても無駄である。また、韓国ではこれらの件でアメリカに仲介を求めようと言う動きもあるが、日本は既にアメリカに
 
「韓国の主張を認めれば、日韓請求権協定が破壊される。それは戦後秩序の破壊にもつながる。この問題で、アメリカが仲介するというなら、日本の立場を支持すること以外にない。折衷案を出すというなら、仲裁しないでほしい」
 
と、主張してアメリカもそれに理解を示していると言う。だから韓国の働き掛けは無駄である。
 
文在寅の任期は来年で終わるが、こういう異常な外交感覚が存在する限り、韓国との話し合いは意味がない。話をするにしても韓国にその土俵に上がれるだけの国際感覚、外交感覚がなければ意味がないのである。だから日本としては韓国を相手にする必要も義理もないのである。そんな事は他国が一々教える様な事ではない。逆に言えば韓国はそういう事を教えて貰わなければならない程レベルが低いと言う事なのか?そうでないと言うなら自力でその土俵に上がれる様に自身でどうにかする以外ない。そうなるまで日本は韓国を放置しておく以外選択肢はない。韓国が何を言おうがそれが現実である。