無意味な会合の主張に共感する毎日新聞の愚


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※「日韓関係の破綻」を決定付けた一言だったな。


昨今の日韓対立を見る限り


「日韓関係はもう元には戻らない」


と、考えている人も多いだろう。実際その通りで最近の韓国要人の異常な言動は幾らマスコミがフィルターをかけてもネットなどで「その真意」がストレートに伝わってしまっている。こうなると日韓関係にそれほど関心のなかった人までもが


「韓国に対する反感」


を持ってしまうのは「自然な流れ」であると言える。従って日本人の「嫌韓」感情を作り出しているのは他ならぬ「韓国自身」であると言える。


勿論「それを乗り越えて真の友好関係を構築しよう」と言う意思を持つ事やその為の努力をする事それ自体は否定しないが、「事の本質」を理解しないままに「その目的の為だけに軽挙妄動」する事は却って逆効果となる。その意味を理解していないとしか思えない毎日新聞の記事である。


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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190916-00000004-mai-pol

 

8月下旬にソウルで「日韓フォーラム」なる会合が行われたらしい。日韓両国の政治家や研究者、ジャーナリストら計50人ほどが顔を合わせる年に1度の会議なのだそうだ。そういう会合を開く事や、それに参加する事は自由だが、この様な発言が感銘を起こし、多くの発言者が「肯定的に引用」している時点で「事の本質」を正確に理解しているとは到底思えない。

 

そもそも


「所謂徴用工問題と輸出管理体制強化」


をセットで考える事に異論を持つのは当然の事だが


「最近の日韓関係において、韓国は日本が重視する信頼を失い、日本は韓国が重視する礼儀を失った」


と言う指摘に共感する時点でこの会合のレベルの低さは明白である。


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※韓国側の明白な反論は未だにない。


一連の日韓対立で確かに韓国は「日本の信頼」を失った。それを回復させるには国際法遵守の姿勢を見せる以外に方法はない。だが、


「日本は韓国が重視する礼儀を失った」


と言うが、その「礼儀」とは一体何なのか?韓国の言う嘘出鱈目な歴史認識を受け入れ、必要のない「罪の意識」を永遠に持ち続ける事が「韓国への礼儀」とでも言うのか?「史料や客観的な証拠に基づく」歴史的事実を述べる事がどう「礼儀に反する」と言うのか?この記事でもそれに対する答えは一切触れていない。それでもそんな主張が「支配的」になってしまう時点でこの会合に意味はない。


一連の日韓対立の根本的な原因は


「韓国が国際法を遵守しない」
「韓国の主張は嘘出鱈目の類でしかない」


と言う点に尽きる。そこをどうにかしない限り話は進まないのだが、そういう話が出なかったのであれば幾ら会合で話し合ったところで「日韓関係改善」には決して繋がらない。「1965年と今とでは状況が違う」とか「韓国が経済的に成長した」とか「その後韓国は民主化された」など一切関係ない。どうしてもそれを理由に「ゼロベースでリセットしたい」と言うなら韓国は今まで日本が行った援助を全て返還し、日本が戦前に残した資産を全て返却してからそれを主張すべきだ。それもせずに主張するには「虫が好すぎる」としか言い様はない。


この一連の日韓対立で日本人は今まで知られる事が少なかった「韓国の本音」を否応なく知る事になった。その時点で「今までの様な日韓関係」に戻る事などあり得ない。この先問われるのは


「韓国が国際法を遵守するのか否か」
「韓国が客観的な事実や証拠に基づく歴史認識を持つのか否か」


である。その観点から見れば「ボールは韓国側にある」事に変わりはない。毎日新聞「ジャーナリズム」を掲げるのであればその点を指摘し、韓国側に問うべきであるが、そういう姿勢はこの記事からは見受けられない。その時点で毎日新聞のレベルの低さも「推して知るべし」なのである。