李洛淵の失言

※結局手ぶらで来た李洛淵。
 
天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に出席すべく来日した韓国首相李洛淵。昨日安倍首相と会談したが、日本側の求める
 
「所謂徴用工問題での国際法違反状態の是正」
 
に関する具体策を持って来る事はなかった模様だが、その代わりに李洛淵は文在寅の親書を持ってきた。
 
だが、事此処に至っては親書など何ら意味を為さない。幾ら新書で
 
「日本は重要な隣国」
 
とか、
 
「日韓の協力体制を構築する意向」
 
と言った美辞麗句をどれだけ並べ立てた処で所謂徴用工問題での韓国大法院の「国際法違反の異常判決」を韓国政府の責任でどうにかしなければ文在寅の親書の言葉には「説得力」は生まれない。
 
それ以前に韓国が「日韓関係の修復」を本気で望むのであれば、文在寅が親書で表明した関係構築の大前提である「信頼関係」を根底から破壊したのが例の
 
「大法院による徴用工問題での国際法違反の異常判決」
 
であり、その対応なくして「日韓関係の改善」はあり得ない事だと韓国側は認識する必要があるのだが、そういう認識に欠けているとこの様な愚劣な記事が出来上がるらしい。
 
 
※日本の姿勢は1mmたりともぶれない。
 
この会談を「日韓関係改善の糸口」と、考えている時点で中央日報の認識はおかしい。日本側は「国同士の約束の遵守」「国際法遵守」を韓国に要求しているのであって、それに対する「答え」がなければ首脳クラスだろうが実務者レベルであろうが話し合いに意味はない。だから李洛淵が安倍首相と「会談した」と言う事実はあっても、それは「問題解決や関係改善の糸口」にはなり得ないのだ。勿論、文在寅の親書など「何の役にも立っていない」事は言うまでもない。
 
※受け取り様によっては致命的失言。
 
また、李洛淵は安倍首相との会談前日に日韓議連会長の額賀福志郎と会談し、
 
日韓基本条約及び日韓請求権協定は『基本的に守っていく事が前提』」
 
と言う立場を表明した。安倍首相にも
 
「韓国は65年協定を尊重して守り、今後もそのようにするだろう」
 
と、言った模様で中央日報「適切」と評したが、文在寅政権の立場からすれば
 
「大失言」
 
とも言える程の発言であろう。
 
※李洛淵は自分で自分の発言を否定したに等しい。
 
かつて李洛淵はこの様な発言をした。自分で勝手に「限界点」を示しておいて相手の前では「協定を尊重して守る」と言うのは明らかに矛盾している。そう言ったからには李洛淵には「限界」の一つや二つ、越えて貰わなければ割に合わないが、この者にそれが出来るだけの器量があるのだろうか?それが出来るなら最初からこうはなっていない訳で、だからと言って信用する事は出来ないだろう。しかし、安倍首相にそう言った以上、「言質を取られた」に等しく、出来なければ実害が発生した場合、対抗措置の発動にこの上ない口実与えた様なものだ。そういう意味では李洛淵のこの発言、完全に「失言」と言える。果たして発言の責任を取れるのか?お手並み拝見である。