イランの過ちに油を注ぐ無意味な発言

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※謝罪では済まない。

イランで起きたウクライナ航空機墜落は

「イランによる誤射」

と、イランが認めた。勿論謝罪や補償で済む話ではなかろう。責任の所在を明確にしなくては国際社会はイランを許さないだろう。

だが、イランは自らの非を認めたものの、イラン外相はその非に至るまでの過程に

アメリカの行動」

を入れている。そういう事を言うのは逆効果なのだが、その意味をイラン外相は理解していない様だ。
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https://www.sankei.com/world/news/200111/wor2001110032-n1.html

要するにこの主張は

アメリカがおかしな事(ソレイマニ殺害)をしたからイランの対応の過程に過ちが出てウクライナ航空機を撃墜してしまった」

と、言いたいのだろう。アメリカがソレイマニ殺害なんて真似に出なければウクライナ航空機が撃墜される事はなかった、と言う意味なのだろうか?

アメリカに責任の一端を擦り付けようと言う意図が透けて見える。だが、それは何処ぞの嘘つき国家らの論理に通じるものがある。イランもその嘘つき国家らの「北側」同様核疑惑があり、繋がりも指摘されている。仲が良いのは勝手だが、そんな真似まで真似しなくて良いのに。

こんな事を言ってしまっては「イランの謝罪」も誠意を疑われる。過ちを素直に認めたのだから、誠意を見せないと国際社会の許しは得られない。ここで対応を間違えるとアメリカの主張の正当性をイラン自ら証明する形になり、イランの立場は苦しくなる。わざわざ救いの手を差し伸べる様な事ではなかろうが、イランの今後の対応は注視しておくべきだろう。少なくともここで全面戦争に発展する様な展開は避けなければならないのだから。