愚劣なる「対抗措置」の実情
韓国大統領府は日本に対して「のみ」入国規制を発動した理由に「地理的な近さ」「人的交流の規模」を挙げているが、支那にもそれらの理由は当てはまるのではないのか?しかも支那は今回のウイルス発生源であり、早急に支那からの入国拒否をしなかった事が感染拡大招いた、と言う批判は日本同様、韓国でも出ている。それに対する反論はない。その時点でその主張は
「根拠が薄弱」
だと判断するよりない。
また、
「事前協議がなかった」
としているが、そもそも「日本への入国」は韓国人に限らず、「外国人の権利」ではない。外国人にあるのは「日本に入国する事を求める自由」であってそれを求める外国人に対する入国の是非やどの様な条件で入国を認めるのかは日本の主権における裁量の範囲内の話だ。従って「事前協議」する対象の話ではない。韓国大統領府、何をトチ狂っているのだか?
また、そもそもの感染者数を見ても日本のそれは韓国と比べれば圧倒的に少ない。「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者数を含めるなんて「小細工」を弄した所でその結果は変わらない。それ以前に
「日本と韓国を同じ土俵で論じる」
事が前提からして間違っている。韓国には韓国のやり方があるのだろうが、日本にも日本のやり方、と言うものはある。日本の感染者数が韓国より少ないからと言って「日本のやり方が不正確」とは限らない。
「日本内での検査件数は韓国と比較にならないほど少なく(実際の)感染状況が不透明だ」
と言う韓国の主張は「韓国が日本より感染者数が多い」と言う事実を認められない、と言う心理の裏返しだとも言えるだろう。妄想は自由だが、現実には
韓国からの入国を制限または禁止している国は世界の約半分に及んでいる。その全てに抗議したり、対抗措置を発動して初めて「日本への措置に説得力が生まれる」のであってそうしない時点でその根底には
「反日感情」
がある事は容易に推察出来る。
等と理由を挙げているが、それは「韓国と同等の主権国家」として日本にも言える事なのである。それどころか今回のウイルス対策に際して感染者が多数発生している国からの入国を制限または禁止するのは「全ての国に同様に言える事」であるのは論を待たない。これらの言い分は韓国がそれを理由にして措置を発動する以上、
「日本にも同等の権利があると認めている」
か、
「日本にだけはそれを認めない」
のどちらかだとしか言い様はない。前者なら内心では「日本の措置の正当性」認めつつ、「自身の体面を保つため」でしかないし、後者であればそれは
「単なる差別感情」
産物以外の何物でもない。どちらにしても結局の所、
「愚劣な対応」
と言う点においては目糞鼻糞レベルの違いしかなく、この期に及んでそんな事に拘っている時点で「馬鹿丸出し」である事に変わりはないのである。
韓国がこの様な措置を発動しようがしまいがこんな状況下で自ら望んで韓国に行こう、なんて発想は通常の思考回路では生まれまい。そういう意味では日本にとって「実害のある措置」とは言えまい。従って「完全無視」していれば済む話である。韓国はそれで「体面を保った」と思っているのだろうが、実際には「韓国への嘲笑」を招いているだけでしかない。それに気付かない時点で文在寅が如何に愚劣なのかは明白だ。その様に受け止めておけば良いだろう。