菅首相の韓国に対する「本音と建前」

※所詮はその程度の扱いが相応しい。
 
菅首相が就任した直後、他国の首脳と電話会談多数行われたが、その際、真っ先に電話会談を申し込んで来たのは意外にも韓国だったと言う。しかし、実際に菅首相文在寅と電話会談をした順番は8番目。そうなった理由は「菅首相の意向」作用した、と言う事で韓国メディアがこの点に過敏に反応している。
 
菅首相との電話会談を真っ先に申し込んで来たのは韓国。
・だが実際の順番は8番目と後回しにした。
・その対応の背景には菅首相の意向もあった。
 
と言う事らしい。理由はどうあれ韓国メディアとしてはこの措置が「日本の韓国軽視」「文在寅の面子丸潰れ」と受け止めている模様だ。
 
※本音と建前の区別くらい察して然るべし。
 
一方先の所信表明演説菅首相は韓国を「極めて重要な隣国」と言いつつ「健全な日韓関係に戻すべく、わが国の一貫した立場に基づいて、適切な対応を強く求めていく」と、安倍政権の路線を踏襲する事を明言している。コイツ等、「本音と建前」の区別が理解出来ないのか?
 
菅首相は就任前から「安倍政権の路線を踏襲」と明言していた。そもそも菅首相は安倍政権ではずっと官房長官だったのだから韓国の無法ぶりについてはその詳細まで知っている筈である。そういう相手が首相になったからと言って今までの対応を180度転換する、と考える方がどうかしている。韓国の様に「政権は1期限り」で交代する度に方針がコロコロ変わるなど本来その方がおかしいのだが、そういう理解がない、と言う事は韓国メディアは「他国の政権交代を自国基準でしか受け止められない」のだろう。それこそが日韓関係の本質を理解出来ない最大の要因ではないのだろうか?
 
菅首相が就任して韓国が真っ先に電話会談を申し込んで来た、と言うのは「菅首相就任を日韓関係改善の機会にしたい」と言う意図があったものと思われる。勿論それは「韓国ペース」での「関係改善」と言う意味だが、菅首相が自らの意向でそれを後回しにした、と言うのであればそれは
 
「韓国ペースでの関係改善を拒否」
 
したと言う意味であろう。同時にそうする事で
 
「韓国が自ら対応を変えない限り日本は韓国を軽視する」
 
と言うメッセージを暗に送ったに等しい。安倍前首相の対応を間近で見続けて来た菅首相なだけにそういう手段の継承も朝飯前だろう。そういう意味では韓国にとって菅首相
 
「安倍前首相より手強い相手」
 
と見るべきなのだが、その辺りが理解出来ない時点で韓国メディアも、そして文在寅政権の無能ぶりも推して知るべし、と言った所であろう。
 
韓国に残された選択肢は2つ。「現状を変化させる事を拒否して日本に軽視され続ける」か「外交的敗北を認めて国際法や国としての約束を遵守するか」である。逆に言えば日本は韓国に対して
 
国際法や国としての約束を盾にゴリ押し」
 
一択なので考える必要性すらない。現状の日韓関係の構図とはそういうものなのであろう。そういう流れを作ったのは安倍前首相だが、それに乗っかって更に新手を繰り出した菅首相はやはり侮れない。韓国はこの様な対応を受けて一々騒ぐ前に早々に認識を改めるべきである。