安易な入国制限緩和は感染拡大に繋がるのではないか?

※コロナは外国からやって来ているのでは?
 
新型コロナウイルスの猛威に歯止めがかからない現状だが、このコロナ禍は外国からやって来ているのではないか?そういう疑念を抱かせる事態が紹介されていた。
 
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201119-OYT1T50091/

 

 


インドネシアから直行便で日本へやって来た17人から陽性反応。全員が現地での検査での陰性証明を持っていたにも関わらず、である。検査時点で陰性だからと言って安全とは限らない。そういう事だけは確実で、こういう事態への対処が確立出来なければ安易に入国制限を緩和すべきではない、と言う事である。
 
このウイルスの怖さは「感染しても無症状」であるケースが存在する事だ。従って本人も気付かず感染し、そのまま他者へ感染させている可能性がある。そしてその他者には症状が出てしまう、と言う事もあり得る。それがこのウイルスの厄介な所なのである。
 
この記事のケースでは原因は不明だが、同じ機内にいた17人が感染していた事から機内クラスターが発生した可能性は高い。この機内にいた全員が入国拒否の対象になっても当然であろう。また、こういうケースも「国内感染」とされているのだろうか?で、あれば空港の検査でどれだけの感染が明らかになっているのか明らかでなければ一般に感染状況の全体像は掴めない。GOTOキャンペーンの中止、と言うのも判らなくもないが、空港などでの水際対策がどれだけ機能しているのか?マスコミはそういう点をもっと報道すべきではないだろうか?
 
また、現地での検査全面的に鵜呑みにする事も大変危険である。この件での感染経路は不明だが、検査から実際に来日するまでの空白期間が発生する事は避けられない。この点に対する対策が確立出来なければ安易に入国制限を緩和すべきではない事は確実であろう。現状での感染者急増と無関係ではないのではないか?そういう疑念は常に付きまとう。
 
国内向けの感染防止策を徹底するのは当然だが、入国制限も徹底しなければ感染拡大は防ぐ事は出来ない。日本は島国なのだから入口を塞いでしまえば新たなウイルスの流入は阻止できる。そういうある意味での強みは活かさなければ何時まで経っても安心出来る社会にはならない。経済対策も重要なのは判るがやはり先ずは「安心出来る」事が重要で優先なのではないだろうか?こういうケース発生が入国管理の見直しに繋がれば、と思わずにはいられない。