虫が好すぎる韓国のTPP参加検討

※お呼びじゃない。
 
文在寅がTPPについて
 
「参加も検討していく」
 
と初めて言及。だが、ハッキリ言わせて貰うが、コイツにしろ、習近平にしろ
 
「お呼びじゃない」
 
事だけは確かであろう。
 
 
韓国がTPPへの参加を本当に希望するなら当然日本の同意も取り付けなければならない。だが、韓国は日本と先日のステンレスを始め、WTO枠内でも幾つも紛争を起こしている。それだけでも日本からすれば「韓国は国際ルールを守らない」と判断するには十分過ぎてお釣りが来る程だが、そんな韓国がTPPルールを遵守するなんて保証が何処にあると言うのだろうか?韓国が正式に参加を表明するなら日本は即座に「反対」を表明すべきであろう。それだけで文在寅の計画はあっさりと頓挫する。
 
加藤官房長官は会見で韓国のTPP参加検討を「歓迎する」と発言したが、こんなのはリップサービスである事は明らかであろう。これで韓国が「一歩前進」とか「日本の同意は得たも同然」等と考えるのは楽天的にも程があるし、早計である。
韓国がここに来てTPP参加を検討しだしたのは習近平の同様の発言や「バイデンが大統領になればアメリカも復帰するのではないか」と言った観測があるものと思われる。要するに参加出来る経済ブロックには参加しておかなければ韓国経済は取り残される、と言う考えがあるのだろう。それはその通りかも知れないが、それなら韓国は日本に対して半導体素材の輸出管理体制見直しを「輸出規制」と呼ぶのを止めてWTOへの提訴を取り下げ、日本の判断を受け入れるとか、水産物の過度な輸入規制を止めて科学的根拠に基づいた姿勢を見せるとか、TPP参加を正式に表明する前にやるべき事は山程ある。韓国がそれに対して何を言った所で
 
「日本が同意しなければ韓国はTPPに参加出来ない」
 
と言う事実は揺るがない。要するに日本の言うがままの条件を丸呑みするか、「反日」を貫いて自滅街道一直線か、と言う選択だとも言えるだろう。文在寅にとってはある意味「究極の選択」等しいだろう。奴の在任中にその判断が下せるのだろうか?
 
尤も文在寅の後任が誰であろうと「親日」に転じる事はまず考えられず、奴がその判断を後任に丸投げしたとしても韓国としては「究極の選択」残る事に変わりはない。ある意味「日本に屈する」形でのTPP参加を韓国人は納得するのだろうか?その判断が政権の大幅な支持率低下に繋がっても何ら不思議はない国だ。例えTPP参加が韓国に大きなプラスをもたらすとしてもそもそも「親日」が罪になる様な国なのだから「反日」を貫いて自滅する事を選んでも不思議はない。そういう世論を無視した強行参加、と言う真似も出来まい。何せ「国民感情憲法より上位」なのだから尚更の事である事は自明の理である。
 
つまり韓国の「TPP参加」は「絵に描いた餅」に過ぎない。政治家、と言うより夢想家の文在寅らしい、と言ってしまえばそこまでなのだが、実態は現実味がない話なのである。その意味では文在寅らしい妄想だとも言えるだろう。