北朝鮮の北京オリンピック不参加に対する不可解な見解

 

※オリンピックを政治利用しようとするからだ。
 
北朝鮮北京オリンピックの「不参加」を決定した。理由のコロナは兎も角、「敵対勢力の策動」とか早くも意味不明の領域である。そうでなくても北朝鮮東京オリンピック不参加が「五輪憲章違反」とされ、今年一杯は資格停止処分中、と言う事でそもそも北京オリンピックには「国家として」参加出来ない。それを「敵対勢力の策動」と言うなら北朝鮮は「五輪憲章の敵」と言う訳だ。北京でなくても二度とオリンピックには参加しなくて宜しい。
 
さて、それを受けて韓国メディアでは
 
北京オリンピックの機会に文在寅が構想していたアメリカ、支那南北朝鮮の4者会合」
 
がまた難しくなった、などと報じているがそんなもの最初から「実現可能性は極めて低かった」のは明白だったのだが、この期に及ぶまで理解出来なかったのか?余りにも見識がアホ過ぎる。
 
※この時点で確定だったろうに。
 
文在寅のヤツは北京オリンピックの場に「アメリカ、支那南北朝鮮」の政府代表が会合して「朝鮮半島和平プロセス」の足がかり、もとい政権のレガシー作りを狙っていた模様だが、東京オリンピック北朝鮮が不参加で、それが「五輪憲章違反」として処分された時点で事実上頓挫したも同然だった。更にアメリカが「外交ボイコット」を表明した時点で「構想実現不能が確定」したも同然だったのに未だに「可能性を模索」していたと言うのが寧ろ驚きである。
 
※理想ばかりで現実を見ないヤツはそんなもの。
 
そもそも文在寅は「理想ばかり追って現実を見ない」様なヤツだ。こういうヤツを政治のトップにするとロクな事にならないのは今も昔も、そして洋の東西も問わない。文在寅のヤツの残り任期は数ヶ月余りだが、未だにそれが理解出来ないのか?それとも判りきっていてもそういう事をハッキリ書いて文在寅を批判すると韓国では政府から何らかの圧力がかかるのだろうか?前者ならメディアがメディアとして機能していない、と言う事になり、後者なら最早「言論の自由」が侵害されている事になる。どっちにしてもロクなものではない。
 
文在寅が動けば事態はより混迷する。
 
韓国政府は都合良く曲解しているが、文在寅の考える「朝鮮戦争終戦協定」はアメリカでは好意的に受け止められてはいない。理由はカンタンで「それがアメリカの国益にならない」事、そして「文在寅の言う終戦協定が在韓米軍撤退に繋がる」可能性が高いからだ。従ってそもそもの構想からして無理があったのだ。文在寅は理解していないだろうが。こんなアホが居なくなるのは有難い限りだが、後任本命がそれに輪をかけた愚物なのだからより始末が悪い。こんな連中に振り回されるのでは日本の迷惑も甚だしい。そんなバカな真似に振り回されない体制は日本が自分でどうにかするよりない。その意味では隣の愚行を見ていながら何も変えられない日本も余り人の事を言えない。キッチリとその「最初の一歩」を踏み出せる年にしなくてはならない。