悪手でしかなかった慰安婦判決

※何か報復は必須。
 
23日になると同時に先にソウル地裁が出した国際法無視の出鱈目判決が確定する。それによる強制執行の有無が次の焦点、とする記事が以下のそれだが、そもそも強制執行の対象になるようなブツがあるのだろうか?
 
 
通常裁判であれば判決が確定すれば強制執行可能となるが、この件に関しては相手は一国の政府それ自体。一体何を差し押さえると言うのだろうか?
 
大使館や公館にある日本政府の財産、と言うのが真っ先に思い付くだろうがそれらの差押えは不可能だ。ウィーン条約によって「大使館や公館は不可侵」と規定されているからだ。だがこれは一般論に過ぎず、そういう一般論が通用するのであれば最初からこの様な事態にはなっていない訳で、ウィーン条約の「大使館や公館は不可侵」と言う規定を根拠に楽観する事は出来ない。コイツ等はそれを無視した措置を採りかねない危険性は常に付きまとうと言えるだろう。
 
※コイツの言葉に重みはない。
 
文在寅この判決に「困惑した」と述べたが、コイツでも一応一般論として「日本の主張に理がある」事は認識しているからこそのこの発言なのだろうが、困惑しているならどう対応するかは自身の判断である。「話し合いで解決」と言った所で日本の主張は「原則論そのもの」なのだから此方が譲歩する理由は一切合切ない訳で、話し合いをした所で「判決より国際法が優先される」理由を自分で国民を納得させられるだけの説明をするよりない。勿論この国の世論がどういう説明をしようが納得する筈はないのは火を見るより明らかなのだからそのツケから逃れる事は出来ない。また、ここで国際法無視の無茶をしようものなら韓国は国際社会の信用を失うし、同時に日本からの報復を受ける事になる。要するに「国民情緒法」などと言う訳の判らぬおかしな論理を押し通してきたツケがここで回ってきた、と言うだけの話だ。言うまでもなくそれは韓国の自業自得、身から出た錆、因果応報なのだからそんな事に日本が同情したり手を貸す理由は一切合切ない。「自分のケツは自分で拭け」と言う事だ。
 
仮に差押え可能な日本政府の資産が韓国にあったとしてもそれが大使館にあれば差押え不可能なのだからこの一件及び第二次訴訟で同様の判決になったとしても原告が手に出来るのは「勝訴判決」と書かれた紙切れだけである。ご苦労様でしたと高笑いしていても良いのである。それどころかこの判決で韓国は自縄自縛に陥り、かつ日本に報復の口実を与える結果しか生まない。最悪にも程がある大悪手でしかなかった、と言う事だ。そんな事も判らない裁判官だった事は原告にとっても不幸な事だったが、「法治国家」の体を成していないこの国で司法判断を仰ぐ、と言う行為そのものが根本的に間違っていたのだ。
 
日本としては後は報復措置の準備だけ粛々と進めておれば良い。禍転じて福となす、と言う好機であるとも言えるだろう。そういう意味でもこの判決は韓国にとっても「最悪」の代物でしかない。