韓国の「G7加入」と言う誇大妄想

※ま、夢を見るのは自由だが。
 
思わず笑ってしまった記事があったので紹介したい。韓国の「G7加入」と言う誇大妄想全開、この記事を書いた記者の目は節穴だとしか思えない。
 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210125-00285657-wow-kr

 

 


そもそもG7とは世界全体、と言うより「自由主義陣営での枠組み」である。韓国は形式的にはそうかも知れないが、その自由主義陣営最大の敵に媚びたり、両陣営との間でどっち付かずな対応をしている限りゲストとしてなら兎も角、正式なメンバーとして認められる筈もない。
 
また、文在寅のしている事は自由主義、民主主義の国で起きている事とは言えないレベルの愚行も目立つし、そもそも国際法や国としての約束、と言った国際社会で基本的な常識を守れないのだからそんな体たらくで「自由主義陣営の代表格」として国際社会で大きな顔を出来る筈がないのは自明の理である。
 
更に言えばこの枠組みへの新規参加は既存メンバーの全会一致で許可されると言う。記事でも明言されている様にドイツは反対の意思を明確にしている。その発言を受けて韓国は外相をドイツに派遣して外相会談まで行ったが、何の成果も得られなかった。この時点で「韓国のG7加入」は事実上潰えている。勿論日本も反対であろう。ドイツのメルケル政権も終わりが見えてくる頃だが、日本も反対であればどの道韓国のG7加入などあり得ない。
 
今年は英国が議長国となるサミットに韓国やインド、オーストラリアがゲストとして招待される。その顔ぶれを見れば「韓国を準メンバーとして重視する」のではなく「G7+ゲスト国」での支那包囲網を作る意図がある事は明白であろう。その枠組みに自由主義陣営として参加するのか否か?韓国にその踏み絵を踏ませる為に呼ぶのが実際の所であろう。そんな事も読めないのではこの記事を書いた記者の目は節穴以外の何物でもなく、官民共に「サミット参加」を喜んでいるのであれば「阿呆」以外の何物でもない。勿論この場で「自由主義陣営の一員として支那の侵略覇権主義に対抗する」と言う意思を明確にしない限りG7からの信頼は得られないし、当然G7加入なんて夢が潰える瞬間を目の当たりにする結果になる。記事のタイトルとは逆の展開となる公算の方が寧ろ高いのである。
 
記者として国際情勢やサミットの背景をキチンと取材するなり調べていればこの様な出鱈目記事など書けよう筈もない。どういう意図でこの様な記事を書いたのかは不明だが、この様な出鱈目な記事が世間を惑わせ、誤った方向に世論を導く危険があるのだ。マスコミの危険性と共に国民が自分の目で真実を知る努力をしなければ国全体が誤った方向に傾く。これは韓国に限らず日本でも同様の事が言える。そういう教訓になれば幸いである。