日韓首脳会談の前に文在寅がすべき事

 
 

※会談がないのは当然であろう。
 
サミットは無事終わった模様だが、そこでは日韓首脳会談は行われなかった。文在寅の奴は
 
「新たなスタートになり得る貴重な時間だったが、会談に至らず残念に思う」
 
などと言っていたそうだが、その原因は自分にあるのだと全く認識していない模様だ。
 
 
一応、2日目の夕食会で短時間の接触はあったらしく、テレビ朝日のカメラがその様子を捉えていた。遠距離からの撮影だった為に鮮明な画像ではないものの、それでも文在寅の方から菅首相に近付いて挨拶を交わす様子が判る。こんな相手にでも慇懃に挨拶するのは菅首相の人柄なのだろうか?
 
接触時間は1分程度と言う事なので初対面の挨拶程度で込み入った話になろう筈もないのは明白だ。かつての安倍前首相の時の様な着席でもない為に
 
「会談した」
 
と一方的な出鱈目発表をするにも至らなかったレベルだといえるだろう。
 
文在寅は首脳会談でトップダウンの決定を行って外交を推進する事を好む傾向がある。米朝の時でもそうだったが、良くも悪くもそういう手法は「本人にそれだけの価値がある」と相手に認識されなければ機能しない。
 
所謂徴用工問題での裁判で日本の主張に沿った判決が出たが、地裁判決で確定もしていないのにそんなものが手土産になる筈もないし、会談の口実にもならない。現状で文在寅が日韓首脳会談を望むのであれば
 
竹島の即時無条件での返還
慰安婦合意の復帰措置の実行
・所謂徴用工問題での大法院判決に代わる措置の実行
・出鱈目な反日教育及び歴史認識の修正
 
辺りが「最低限」必要な措置であると言えるだろう。その他にも人によっては挙げるものはあるだろうし、言い出したらキリがないが、大雑把にまとめるとこんなところか。
 
いずれにしても文在寅は日韓首脳会談が出来ないのは「原因が己にあり」「結果的に生じている問題の解決策を実行する事が出来ていない」からである事は認識しなければならない。それこそが日韓関係改善の第一歩であると言えるだろう。現状では文在寅に限らず相手が誰であろうがそうしない限り日韓関係は何も変わらない。大統領候補が取り沙汰されているが、どいつもコイツもこの点においては期待の持てる奴はいない。従って日韓関係が改善する事はない。元々物理的距離が近い、と言うだけでそこまで重要な国ではないのだから気にする事もない。要は「慣れてしまえば」そこまでなのである。