見当違いも甚だしいサンデーモーニング

※「他山の石」になどなるか!
 
TBS「サンデーモーニング」と言えば偏向かつ出鱈目見解の番組として悪名高いが、27日放送の当該番組で司会の関口宏がリンゴ日報弾圧による廃刊について
 
「他山の石としたい」
支那に限らず他の国でも起きうる事」
 
と言う趣旨のコメントをした。見当違いも甚だしい。
 

 

 

「他山の石」とは
 
「他者のつまらない言動も自分の人格を育てる助けとなる」
 
と言う意味である。支那によるリンゴ日報弾圧やそれによって廃刊に追い込まれた事がこの言葉の言う「他者のつまらない言動」である事は間違いないが、この件で日本が支那を批判する事はあってもこの件で日本の「報道の自由」を成長させる糧にはならない。何故なら日本には高度な「報道の自由」が保障されており、コイツ等やその番組が存在している事自体が何よりの証拠であるからだ。こんな偏向した政権批判の番組を支那などで放映したら即刻出演者とプロデューサーは逮捕されているだろう。それともコイツは
 
「日本政府が自分達にこういう事をしてくる」
 
とでも言いたかったのか?だからこそ
 
「政府による言論弾圧支那に限った事ではない」
 
と言うコメントに繋がるのだろう。
 
朝日新聞が大赤字を出し、値上げを行う様にメディアも苦しい部分があるのは間違いない。「経営破綻するメディア」が日本で出る可能性はゼロではないだろう。だがそれはそうなった自分達の論調ややり方が日本と言う「自由競争市場」で受け入れられていないからであって、政府による弾圧や圧力の結果ではない。香港のリンゴ日報廃刊は明らかに「支那による言論弾圧の結果」であり、自由競争に敗北した結果ではない。関口宏にはその違いが判らないのだろうか?それとも実は「サンデーモーニング」も視聴率やその他の事情で番組の存続の雲行きが怪しくなっており、万一打ち切りになった場合その責任を日本政府に転嫁する為リンゴ日報廃刊事件を引き合いに出して予防線をこうやって張ったのだろうか?だとしてもその主張には無理がありすぎるし、誰もそんな事を信用などしない。「愚劣」と言う一言で片が付くレベルだと言えるだろう。そもそも関口宏のみならず「サンデーモーニング」やTBSに「まともな見解」を求める事自体が根底から間違っているのだが。
 
マスコミに「良心」とでも言うべきものがあるとすれば「他山の石」とすべきは支那政府によるリンゴ日報弾圧ではなくそれをこの様に評するサンデーモーニングの姿勢である。こんなバカな事を言っているのでは視聴者も呆れて離れていく。左に偏向するだけが能ではない。マスコミは政権批判の為に存在するのではない。そういう教訓こそがメディアの正常化に繋がるのだが、その意味が判る人間がこの業界にどれだけ居るだろうか?所詮はマスゴミである以上「同じ穴の狢」でしかないが、我々一般人はキチンとした目を養っていかなくてはならない。そうすればこういうおかしな番組は自然淘汰されて行く事になるだろうから。

 

 
 

*1:ここに脚注を書きます