木下富美子への召喚状

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※除名への序曲か?

免停中の度重なる無免許運転や当て逃げ事故などで送検された木下富美子。卑怯にも事件発覚以来雲隠れしたままだが、都議会の正副議長名で都議会への出席を求める「召喚状」を出す事にしたらしい。対応は遅いが、やるだけ「まだマシ」と言えるか。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/92b0dfa59cf28c4b40e60a519d1b6516188d8b4e

単に「議会に出て来い」と言ってもコイツが素直に出て来るとは到底思えないが、これは単に「出て来い」と言っているのではなく、以下の条文に規定された「非常に重い意味のある」ものである。

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※ある意味最後通牒

地方自治法137条にはこういう規定があり、文書が発送されて尚、木下富美子が都議会に「正当な理由なく」出席しない場合は議会の議決を経て「懲罰案件」にする事が出来る。奴は都議会欠席の理由を「体調不良」としているが、今後はそれを認めない、と言う意味だとも言える。つまり

「出てきてマスコミにハチの巣にされるか出なくて懲罰対象になるか」

と言った「究極の二択」を迫ったものだと言い換えても良い。

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※世の中そんなに甘くない。

勿論コイツへの「懲罰」は最早除名以外ない。辞職勧告決議を二度も出されてそれを無視する奴には除名以外の懲罰など意味はないし、それ以前に都民は誰一人として納得しない。奴にも既に弁護士は付いているだろうから、否応なしにその意味は伝わる。除名への布石、と言うなら評価の余地はあるが、タイミングとしては遅い。

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※党利党略でタイミングを計るな。

このタイミングになったのは「繰り上げ当選阻止」なのは間違いないだろう。木下富美子を早期に除名した場合、繰り上げ当選対象は自民党の候補だった。それを良く思わない連中が時間稼ぎをして「補欠選挙」にしたのだろう。どの政党がそうなのかは容易に想像出来るが。補欠選挙をやるにも当然ながらそれなり以上の税金が使われる。ハッキリ言って無駄遣いだ。党利党略で都民の税金を無駄遣いする結果を生んだ責任はキッチリ取らせなくてはならない。都議会もそれだけ腐敗している、と言う事なのだろう。国民として国会ばかりでなく、自分の地元の議会の動向もチェックしなければこういう事態を許してしまう。木下富美子の案件以上に重大な問題なだけにそこに余り気を配らなかった事は反省しなくてはならないだろう。地方議会も軽視してはならない。