慰安婦問題で証人申請に消極的な韓国の裁判所

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※証人として「出せない」のだろう。

韓国の大学で講義中に

慰安婦は自発的に売春した」

等と言った元教授が名誉毀損で裁判となっている。裁判で元教授は自称元慰安婦の李容洙らを証人申請する、と言う作戦に出た。中々やり手の御仁の様だ。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/6fb56443f784244f4c8e4ea98980f739596e441e

他にも尹美香、李栄薫元ソウル大教授(「反日種族主義の著者」)、更に日本の西岡力氏も証人申請したと言う。所謂慰安婦問題では立場の違いはあれどよく聞く名前ばかりだが、事件に直接関係ない西岡氏を証人として呼ぶのは可能なのだろうか?…本人の意思で参加するなら話は別かも知れないが。それならついでに朝日新聞の社長も呼び出して「吉田清治の証言に裏付けがなく、記事を取り消して謝罪した」事や「女子挺身隊と混同させて植村隆が捏造記事を書いた経緯」も証言させて貰いたいものだ。

李容洙を証人申請したのは

「李容洙の被害証言がひっくり返っているため、合理的な疑いが可能な状況」

と言う理由からだと言う。確かにこの婆さん、証言がコロコロ変わり、矛盾だらけなのは以前から知られている。それどころかコイツに限らず自称元慰安婦の証言にはヘリやらジープ、ファスナー付きのズボンなど、当時の日本軍にはなかった事が明らかなものまで登場する。李容洙には是非とも証言台に立って貰い、証言して更にその証言が「偽証」だと証明されて貰いたいものだ。

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※韓国以外の法廷ではそうだ。

だが、裁判所は、李栄薫元教授と記者に対する証人申請を却下し、他の証人については「これ以上必要とは考えられず、採択する予定はない」としながらも「あらためて検討する」と、明らかに消極的な姿勢で更に

「学問の自由を主張するなら、講義を準備する際に見たものや参考にしたものを持参すれば良い。なぜ他人の口を借りてこのようなことを聞こうとするのか分からない」

と指摘までしている。これに対し弁護人は

「講義中に述べたことという点で、学問の自由に当たる」

「虚偽事実ではないということを明らかにするために、関連の専門家や当事者を証人として申請する」

と、主張したが、この裁判、そもそも「学問の自由VS名誉毀損」ではなく、

「韓国の国教である慰安婦教における異端尋問」

なので被告人の元教授に有利になる要素は最初から「無視」なのだろう。かつてガリレオ・ガリレイは地動説を唱えて宗教裁判にかけられたが、構図はあれとそう変わらない。何せ未だに「法治」の何たるかも判っていないのだから、欧州から400年位遅れていても何も驚く事はない。何故なら「そこは韓国だから」である。

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慰安婦の証言の嘘を法廷で立証されては困る。

実際の所、裁判所としては慰安婦の証言の嘘を暴かれたり

慰安婦強制連行の証拠はない」

事実を法廷で立証されては困るからだろう。特に日本から西岡氏の様な「真実に迫る研究をしている」人物にそれをされては裁判所の立場がなくなる。それ故、元教授の証人申請には後ろ向きで「真相は迷宮入りさせたまま」判決を出す必要があるのだ。…それが「法と証拠に基づいた公平公正な裁判」ではないのは確実だが。

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※法廷で出されては困る数々の証拠証言。

従ってこの裁判、「学問の自由の範疇で、事実に基づいた発言」と言う当然の結論とは程遠い内容の判決になるのは容易に予想出来る。韓国にそういう良識を求めるのは野暮だが、こういう「真実を口に出せる」韓国人は我々としても応援してあげたいものだ。裁判の経緯や判決が気になるが、日本はこの元教授の様な「良識ある韓国人」は大切にしなくてはならない。何かしてあげられる事はないだろうか?